本当の楽しみ方は、外にあった

そんなわけで、規制退場にかかるのもいやで、最後の曲も聞かずに怒って出てきちゃったんですが。
会場の外を見てびっくり。


外の芝生のところで、今日のチケットがなかった人たちが、音を聴いて涼みに着てるじゃない。
中には入りたかったと思うんだけどね。
ホントに好きなのが伝わってくるんだよね。
前のドームツアーまでは、こんな空気漂っていたよなぁ。
もっとスマートな空間があったよなぁ。
もしかしたら、この人たちのほうが、「本物の音楽の楽しみ方を知ってるんじゃないか?」と思えて、ここのところ自分が感じていたことが、期せずして証明されちゃったかなぁ・・・って、気がしました。


もともと、今回、スタジアムもアリーナも、「呼ばれた」感はまったくなくて(むしろ呼ばれていないのに強引にネジこんだ)、「正直、もしこうやって自分のわがままを貫いて、それが微妙に仕事に悪影響を及ぼしているのだとしたら、本末転倒ではないか・・・」と感じるところもありつつ、また「こんなに回るのは、こと今回に限っては自分が音楽的に病んだ状態にあるのではないか」と思ったり。


それでもチケットはとってしまったし、それはそれで意味あるものにしたいと思っているので、そうだとしたら「何かを終わらせるための旅」なのかなぁ・・・なんて思ったり。


ただ、まあ、極私的には、いくつかの災難が重なって楽しむどころか「できればなかったことにしたい」一日になってしまったのは事実で・・・
来週の札幌で取り返せるだろうか。
そんな感じ。