自給自足に向けて

ウナギ 量や値段は大丈夫?30日は「土用の丑の日
30日は「土用の丑(うし)の日」。安価な中国産ウナギの安全性が揺らいでいるのに加え、欧州産稚魚の輸出規制もある。今年は、販売量や値段に影響はなさそうだが、来年以降の価格上昇や品薄を心配する声も出始めている。


養殖ウナギの市町村別生産量で日本一の愛知県一色町の「一色うなぎ漁協」には今月初旬、県内や静岡、三重の加工ウナギの卸売り業者からの電話が相続いた。「中国産が使えずウナギが足りない」という内容で、組合は「年間計画に基づいて出荷している」と断った。
だが、丑の日については、大手スーパーのジャスコを運営するイオン、イトーヨーカ堂のいずれの広報担当者も「この時期は国産の需要が高まるため、元々国産を多く用意しており、数量に問題はない」という。また、価格についてもイオンは「昨年と同じ」と話す。
日本は世界のウナギの7割を消費し、その約8割を輸入に頼る。財務省貿易統計(06年)によると、中国産は輸入された加工ウナギ約3万5000トンのうち96.2%、一匹モノの活鰻(かつうなぎ)約2万トンの55%を占める。国産は天然、養殖ともに年々、水揚げが減っており、中国産の安全性が日本に与える影響は大きい。
一方、ワシントン条約国会議が6月、ヨーロッパウナギを絶滅の恐れがある種と認定して、稚魚の輸出規制を決めた。欧州から日本への稚魚の輸出は少ないが、中国へは多く、今後、品薄へつながる可能性がある。
創業202年のウナギ料理店「明神下 神田川本店」(東京都千代田区)の神田茂社長(56)は「品数を考えたら今後、国産の価格は上がるだろう。うちは国産しか使っていないので、来年以降どうなるか心配」と話す。
毎日新聞 - 7月28日16時49分)

「輸入のほうが安い」という理由だけで場当たり的な経済活動をつづけてきたツケがきているのかな、とも思いますし、国内で生産できない理由があるのだとしたら環境整備が急務でしょう。
おそらく、食料品すべて同じことが言えるのだと思います。