ワールドレコードホルダー

論争に終止符…?イチローの「4257安打」がギネス世界記録に認定!
(ベースボールキング 6月25日(土)8時0分)


イチローは“世界最多”
物議をかもしたイチローの安打数に関する議論も、これにて収束となるか。
現地時間6月15日(日本時間16日)のパドレス戦でイチローが達成した「日米通算4257安打」がギネス世界記録に認定された。
日米通算の安打数で、ピート・ローズ氏が持つメジャー通算安打の最多記録:4256本を超えたイチロー。しかし、“日米通算”というところで、その記録の扱い方については人々の間で意見が割れていた。
日本が祝福ムードに包まれる中、賛否両論分かれた現地アメリカの反応……。そんな中で発表された今回のギネス記録認定は、人々にひとつ見解を示した。
「安打数の“メジャー記録”はローズ、“世界記録”はイチロー」――。この結論をもって、日米での論争に終止符が打たれるのではないだろうか。
★メジャーで打ち立てた伝説の数々...
今回のギネス記録認定により、イチローが持つ「ワールドレコード」は7つ目になった。
・「メジャーリーグにおけるルーキー最多安打:242安打」(2001年)
・「メジャーリーグにおける年間最多安打:262安打」(2004年)
・「メジャーリーグにおける1シーズン連続盗塁:39盗塁」(2006年)
・「オールスター史上初のランニングホームラン」(2007年)
・「200本安打を達成した最多シーズン:10シーズン」(2010年)※ピート・ローズ氏と並ぶ世界記録
・「メジャーリーグシーズン連続200本安打記録:10年連続」(2010年)
・「プロ野球での通算最多安打数:4257安打」(2016年)
ご覧のように、イチローアメリカでのキャリアを振り返っていくうえで避けては通れないトピックが並んでおり、メジャーで残してきた功績、伝説がすべて詰まっている。
ギネス世界記録を持つ日本の野球選手というのはイチロー以外にもいるが、「7つ」というのは異次元の数字。歴史を切り拓き続けてきた男に、またひとつ新たな勲章が加わった。
次なる目標は、あと「17本」まで迫ったメジャー通算3000安打。更なる高みへ、イチローの挑戦はこれからもつづいていく。


【その他日本人選手のギネス記録】
王 貞治
☆「通算本塁打最多記録:868本」(1977年)
伊藤智仁
☆「五輪1大会の通算奪三振記録:27奪三振」(1992年・バルセロナ五輪
川相昌弘
☆「通算犠打数の最多記録:533個」(2003年)
金本知憲
☆「連続試合フルイニング出場:1492試合」(2010年)
田中将大
☆「1レギュラーシーズン連続勝利記録:24連勝」(2013年)
☆「レギュラーシーズン連続勝利記録:28連勝」(2013年)※上に前年を含む
☆「連続勝利記録:30連勝」(2013年)※上にポストシーズンも含む
※記録横の()内にある達成年は従来の記録を突破した年

MLBイチロー、3000安打へ「16」 通算2984安打&505盗塁、2得点で勝利に貢献
(Full-Count 6月26日(日)8時21分)

 
マーリンズイチロー外野手は25日(日本時間26日)、本拠地でのカブス戦に「1番・センター」で3試合ぶりに先発出場し、4打数1安打1四球、1盗塁2得点。リードオフマンとして、先制と同点のホームを踏む活躍を見せた。メジャー通算2984安打で、3000安打へ残り16本。今季7盗塁目で、現役最多の盗塁数を「505」に伸ばした。マーリンズは9-6でリーグ最高勝率のカブスに競り勝ち、今シリーズの対戦成績は2勝1敗。26日(同27日)に第4戦が行われる。
この試合のカブス先発はベテラン右腕ラッキー。イチローにとってはメジャー最多となる126打席の対戦経験があり、通算打率.303としている相手だ。
初回、イチローは2球で追い込まれながら、そこから4球連続ボールで出塁した。すると、続くプラドへの初球で二盗に成功。メジャーで現役最多の505盗塁に伸ばし、日米通算では704盗塁とした。その後、プラドのヒットで三塁に進み、イエリッチの犠飛で生還。あっという間に先制のホームを踏んだ。
しかし、マーリンズ先発クレメンスは2回に同点に追いつかれると、3回には3点を失い、1-4と逆転される。イチローは3回は1死走者なしで遊ゴロに倒れた。
その後、マーリンズは4回に2点を奪い1点差に。イチローは5回、1死走者なしで打席に立つと、1ボールからカーブを三遊間に転がす。遊撃ラッセルが懸命に送球するも、セーフで内野安打。ラッセルの悪送球で一塁手リゾが捕球できず、イチローは二塁まで進んだ。
すると、続くプラドがレフトへタイムリーツーベース。イチローはこの日2度目の生還を果たし、同点に追いついた。マーリンズはさらにスタントンのタイムリーなどで3点を加え、一挙4得点でこの回逆転に成功した。
イチローは6回は2死走者なしでニゴロ。マーリンズは7回にさらに2点を加え、9-6で快勝した。
イチローは8回も2死走者なしで打席に立ったが、5番手右腕エドワーズの前に中直。この試合は4打数1安打で打率.345、2出塁で出塁率.419と好調を維持している。メジャー通算2984安打で、3000安打へは「16」。金字塔に着々と近づいている。

世界記録も、メジャーでの安打記録も着々と更新中ってとこがすごい。