生還

アイドル刺傷 冨田真由さんの意識回復、内臓の損傷なし
産経新聞 6月7日(火)23時45分)


東京都小金井市で、アイドル活動をしていた亜細亜大3年、冨田真由さん(20)が刺された事件で、重体だった冨田さんの意識が回復していたことが7日、複数の関係者への取材で分かった。警視庁は冨田さんの容体が安定し、医師らの許可が得られ次第、事件当時の状況などについて話を聴く方針。
関係者によると、冨田さんは3日ごろに意識を取り戻した。事件発生以降、都内の病院の集中治療室(ICU)で治療を続けており、意識が回復するのは約2週間ぶり。
冨田さんは首や胸など20カ所以上をナイフで刺されており、首付近の傷が特に深かったが、捜査関係者によると、心臓など内臓への損傷は免れていたという。
事件は5月21日午後5時5分ごろ、冨田さんからの110番通報で発覚。警視庁の通信記録に「(ライブ会場に)入れませんよ」という声と、その後の「きゃー、助けて」という叫び声が残っていた。岩埼友宏容疑者(27)=殺人未遂容疑などで送検=に会場近くで声をかけられ、通報した直後に襲われたとみられる。
岩埼容疑者は事件前から約4カ月にわたって、冨田さんのツイッターに執拗に書き込みを続けており、「冨田さんが好きだった。結婚したかった」と供述。冨田さんに贈った腕時計などのプレゼントが送り返されてきたことに対し、「恥をかかされた」などと説明しているという。
東京地検立川支部は岩埼容疑者の鑑定留置を申請。専門家による精神鑑定を実施し、事件当時の刑事責任能力の有無を調べている。
事件をめぐっては、警視庁が冨田さんからの事件前の相談をストーカー被害と認識しなかったほか、過去の類似相談が共有されていなかったことが判明。警視庁は対応に問題がなかったか検証を進めており、近く公表する方針。

ともかくも、回復してよかったですわ。