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ドルトムントは今大会最強」と絶賛した恩師クロップ EL8強で香川らと”望まなかった”再会へ
(Soccer Magazine ZONE web 3月18日(金)22時46分)


◆宿敵マンUを破り8強進出のリバプールを待っていた、運命の「師弟対決」
今季途中からリバプールを率いるユルゲン・クロップ監督と古巣ドルトムントとの注目の対決が、UEFAヨーロッパリーグ(EL)準々決勝の舞台でついに実現することになった。18日に行われた抽選会前、古巣を「今大会最強」と絶賛し、ベスト8での対戦を避けたいとの意向を示したと英衛星放送「スカイ・スポーツ」で報じられていたが、運命のいたずらなのか、その願いは叶わなかった。
リバプールにとっては、イバラの道が続く。ELベスト16では、欧州カップ戦では初対決となったマンチェスター・ユナイテッドとの「ナショナルダービー」が実現。宿命のライバルとの対決に臨み、2戦合計3-1で切り抜けた。だが、その先に待ち構えていたのは、クロップ監督が最も避けたかったと語っていた古巣ドルトムントとの対戦だった。
ドルトムントとは、当然ながら対戦したくない。なぜ大会で最も強い相手と、次のラウンドで対戦しなければいけないんだ?」
昨季覇者セビージャなども8強に残るなかで、「クロッポ」の愛称でジグナル・イドゥナ・パルクを7シーズンに渡って熱狂させた名将は、躊躇うことなくドルトムントを「今大会最強」と断言。ブンデスリーガ2位で、ELベスト16ではプレミアリーグ2位のトットナムに2戦合計5-1と圧勝するなど、2016年に入ってから公式戦14試合無敗(12勝2分)と絶好調の古巣を絶賛していた。
◆退任1年未満で実現するドルトムント凱旋
「私はそこまでバカではない。もしも、そうなるなら勝ちに行くだけだ。残された試合に簡単なものなどない。(ドローは)重要ではない。我々は準備をするだけだ」
日本代表MF香川真司をはじめ、ドルトムントには今も多くの愛弟子たちが在籍する。相手の特徴を知り尽くすクロップ監督は、どのような策を講じて”望まなかった”再会を果たすのか。退任から1年に満たないなかで早くも実現する「師弟対決」と「ドルトムント凱旋」に、注目が集まる。

避けられない宿命だろう。
ゆえに、燃える。