横浜線問題

バルセロナの外国人サポーターがJR「東神奈川駅・乗換え」の“不便さ”に立ち往生
(週刊SPA! 12月26日(土)9時21分)


サッカーのクラブチーム世界一を決める「FIFAクラブワールドカップジャパン2015」が12月10日から20日まで開催され、決勝戦はヨーロッパ王者「バルセロナ」が南米王者「リバープレート」に快勝するかたちで幕を閉じた。
日本人にとって世界のスター選手のプレーを観戦できる貴重な機会だったが、もちろん開幕戦、準決勝、決勝などの試合が行われた日産スタジアム横浜国際総合競技場)には、連日多くの外国人サポーターが駆けつけている。しかし、会場へ向かうバルセロナのサポーターからは「不便デス」と困惑の声も聞かれた。
東京近郊でも数少ない巨大スタジアムである「日産スタジアム」には、電車でのアクセス方法として横浜線小机駅と新横浜駅から歩いて行くルートが挙げられる。日本人にとっても「不便」と評価される東神奈川駅では、京浜東北線から横浜線の最寄駅「小机駅」と「新横浜駅」へ向かう乗換えがわかりづらい。
例えば、東京方面から日産スタジアムへ行こうとすると、京浜東北線に乗って「東神奈川駅」の1番線で降車することになる。そこから「小机駅」のある横浜線へ乗り換えるわけだが、新横浜・八王子方面への横浜線は2、3、4番線すべてのホームから発車しており、快速の止まらない「小机駅」へ行くためには各駅停車に乗らなければならない。その各駅停車も向かいの2番線→3番線→2番線→3番線と交互に発車していることが多く、日本人ですらどう乗換えていいのか困惑してしまう状況だ。おまけに、日産スタジアムへ向かう人のための最寄駅の案内なども構内には一切ないようで、ホームが狭く、身動きもとりづらいと評判も悪い。
京浜東北線東神奈川駅のホームに降りた外国人サポーターは、横浜線にどうやって乗り換えたらいいのかわからず立ち往生。助けを求めて近くにいた大学生集団に英語で話しかけてみるも、まったく伝わらずたらい回しに。東神奈川駅では、こうしたバルセロナの外国人サポーターの姿を目にすることが多かった。
また、新横浜駅の場合は2016年問題を抱える「横浜アリーナ」への動線ともなっているだけに、このエリアの不便さを改善することは急務となるだろう。横浜方面には「横浜スタジアム」もあるだけに、外国人が困惑するのも無理はない。
新国立競技場の建設計画は22日、大成建設などのグループで建築家・隈研吾氏がデザインした「A案」が採用される方向でまとまったが、このようなちょっとした“不便さ”が、外国人観光客の足を遠ざけてしまうことになるかもしれない。2020年の東京オリンピック開催を控え、まだまだ課題は山積みだ。まずは来年も日本で開催される「FIFAクラブワールドカップ」へ向け、外国人サポーターでも快適に移動できるような工夫が期待される。

割高だけど横浜駅→地下鉄か、そもそも新幹線を使ってしまうか、東急菊名→1駅だけのって新横浜で降りるか。
若干小机のほうが近いけど、あきらかに導線が新横浜方向を想定しているので、そっちをおすすめしたい。
これで、根岸線直行列車がもうちっと増えると、横浜駅からのアクセスはよくなるんだけどねえ・・。