はやくも来年

安倍首相と橋下氏が会談 憲法改正などで意見交換か 菅長官と松井代表も同席
産経新聞 12月19日(土)18時42分)

 
安倍晋三首相は19日夜、都内のホテルの日本料理店で約8年間の政治活動を終えて引退した橋下徹大阪市長と会談した。菅義偉官房長官とおおさか維新の会代表の松井一郎大阪府知事も同席した。4人の会談は6月14日以来。首相と橋下氏は双方が目指す憲法改正や、来年夏の参院選の連携などについて意見交換したとみられる。
首相は会談前、記者団に「(橋下氏の)慰労会だ。『ご苦労さま』と言おうと思う」と述べた。関係者によると、会談は首相側が持ちかけたという。
憲法改正について、橋下、松井両氏は参院選で自民、公明、おおさか維新の3党で改正の発議に必要な「3分の2以上」を確保すべきだと強調。橋下氏は「安倍首相にしかできない」と述べている。首相側には参院選を視野におおさか維新の協力を取り付けたいとの思惑もありそうだ。
自民党推薦候補と橋下氏側が対決した11月の大阪ダブル選で、菅氏は中立の立場をとった。首相も大阪都構想に理解を示し、橋下氏らと気脈を通じてきた。首相は都構想が住民投票で否決された後の6月の会談で、引退を表明した橋下氏に政界復帰を期待する発言をしており、この日も話題に上ったとみられる。
橋下氏は法律政策顧問として今後もおおさか維新に関与するが、党内には政界復帰への期待が大きい。首相が野党のトップと個別に会談するのは異例で、他の野党は「野党の分断工作」との懸念を強めそうだ。

自民党に身売りですか。