すごいことはすごいんですが

本田全勝神話!カンボジア戦でW杯予選5試合連続弾、日本代表記録を更新
(Soccer Magazine ZONE web 11月17日(火)23時48分)

■2015年はゴール試合10戦全勝
ロシア・ワールドカップアジア2次予選、敵地カンボジア戦でFW本田圭佑ACミラン)がこれぞ日本の大黒柱というさすがの決定力を見せつけた。試合終了間際の後半45分にこの試合2点目、代表通算34点目となるヘディングシュートを決めた。これで日本代表選手として史上初となるW杯予選5試合連続得点となり、1985年に4試合連続を記録した元日本代表MF木村和司氏の記録を超えて歴史に名を刻んだ。
日本は後半2分に岡崎慎司(レスター)がPKを失敗。ようやく生まれた後半6分の先制点もオウンゴールと停滞する空気の中、これを打ち破ったのは、この試合ベンチスタートだった本田だった。2次予選4試合連続得点を決めていたレフティーは、左サイドバックで先発していたDF藤春廣輝G大阪)のクロスに対してニアサイドに走りこみ、頭で叩き込んだ。
所属するACミランでは出場機会が少ないことに不満感を示し、チームや監督批判を行うなどクラブでの立場が危うくなっていた。最近7試合でベンチスタートとなるなど苦しむ姿から、地元メディアでは「日本ではゴールを決めるが、ミランでは決めていない」とその二面性を指摘されていた。ミランでのリーグ戦では、2014年10月19日のヴェローナ戦以来、1年以上ゴールを決めていない。
■代表14試合で10得点とゴールを量産
一方で、日本代表ではゴールを量産し、勝利に導いている。この試合が2015年の最終戦となった日本代表だが、17試合のうち本田は14試合に出場。10試合で1得点ずつ10ゴールを挙げた。本田がゴールを挙げた試合は10戦全勝で、ノーゴールの4試合は、アジアカップ準々決勝のUAE戦でPK戦の末に敗退した試合を敗戦と数えれば1勝2分1敗。本田のゴールが、いかに日本の勝利につながっているかを示している。
この試合でも守備を固めたカンボジアを前にゴールが遠かった中、途中出場から貴重な追加点をもたらした。その決定力で日本のエースである存在感を見せつけた。そして、本田がゴールすれば日本は勝利するというジンクスも継続し、ハリルジャパンは2次予選のグループ首位通過へ大きく前進した。

ミラノでは、ねえ・・・。
それでも勝って良かった。