熱帯雨林気候

熱帯の花、次々と 猛暑影響?サトイモ開花/千葉
千葉県習志野市実籾の同市指定自然保護地区「ほたる野」で、通常、熱帯以外では咲かないとされるサトイモの花が次々と開花し、話題を呼んでいる。県立中央博物館は「今年の猛暑が影響し、開花したのではないか」としている。
同地区で家庭菜園を営むパートの小野岩男さん(70)と無職の小林健宏さん(76)=共に同市=が今月初旬、農作業中に発見した。サトイモの茎から、直径20〜25センチほどの淡いクリーム色の細長い花が相次いで開花。22日までに21輪が咲いたという。
県立中央博物館の植物学研究科、斎木健一主任上席研究員(53)は「県内での開花は過去20年に数件しか把握していない」と希少性を説明する。サトイモの原産地はアジアの熱帯地域で、国内ではほとんど開花しない。サトイモの花には、種は実らないという。
撮影した同市の写真家、坂田薫さん(66)=日本写真家協会会員=は「サトイモから伸びた茎に、鮮やかな花が咲くのが不思議」と驚いていた。
(ちばとぴ by 千葉日報 8月23日(日)16時33分)

種はどこから飛んだのかしら。