世界を目指せ

日経新聞、英紙フィナンシャル・タイムズ買収
日本経済新聞社は23日、英教育・出版大手ピアソンから、英経済紙フィナンシャル・タイムズ(FT)を発行するフィナンシャル・タイムズ・グループを買収すると発表した。
8億4400万ポンド(約1600億円)で全株式を買収する。日経新聞はFTグループの買収により、世界的な事業展開を目指すとしている。
ピアソンが同日開いた取締役会で了承した。FTグループが保有する英誌エコノミストの株式(50%)や、ロンドンのFT本社ビルは売却の対象外。ピアソンは主力の教育事業に注力する。
FTは1888年創刊で、1957年にピアソンの傘下に入った。FTによると、有料読者数は73万7000人で、このうち電子版が約7割を占めるという。経済報道で定評があり、米ウォール・ストリート・ジャーナル紙と並び称される。
ピアソンのジョン・ファロン最高経営責任者(CEO)は23日、「携帯電話とソーシャルメディアにより、メディア業界は転換点を迎えた」との声明を発表した。
日経新聞は、新聞発行を中核とする事業持ち株会社で、2014年12月期の連結売上高は3006億円。日本ABC協会によると、日経新聞の今年6月末の朝刊発行部数は約273万部。電子版の対応を強化しており、同社によると有料読者数は43万人という。
(読売新聞 7月23日(木)23時12分)

よくも悪くも紙もので読まなくなりましたからね。