今日は晴天だったよ

<洗濯>生乾き臭防止 洗濯前の工夫で快適に
カラッと乾ききらない洗濯物から、嫌な臭いが漂う。こうした「生乾き臭」は、残った汚れや雑菌が原因だ。干し方だけでなく、洗濯前からの工夫で原因を断ちたい。
生活情報サイト「オールアバウト」家事ガイドの毎田祥子(まいだしょうこ)さん(49)は「1人暮らしの人に多いのは、洗濯槽を脱衣かご代わりにするケース」と指摘する。「空気がこもる洗濯槽に、汗などの湿気と汚れが付いた衣類を入れておくと、雑菌が繁殖しやすい」。その日のうちに洗濯するなら大丈夫だが、数日分をためるなら脱衣かごを使う。
生乾き臭がする衣類は、濃いめの洗剤液につけ置きしてから洗う。酸素系の漂白剤を混ぜるのも効果がある。
洗濯に風呂の残り湯を使うのは一長一短だ。ぬるま湯は洗剤が溶けやすい一方、お湯の汚れや雑菌が入る。毎田さんは「少なくとも最後のすすぎは、新しい水道水を使って」と呼びかける。
雑菌は洗濯機の中でも繁殖するため、普段はふたを開けておくといい。「最近の洗濯機は、内部が何層にも分かれ、密封度が高く湿気がこもる。乾燥機付き洗濯機も、内部は湿気がある」と指摘する。試しに新聞紙を丸めて洗濯槽の中に入れて一晩置くと、紙が湿ったという。月1、2回は洗濯槽用のクリーナーで手入れをしたい。
◇空気の入れ替えを
次に、室内干しの工夫だ。毎田さんは「湿度をいかにコントロールできるかです」と強調する。湿度50%以下だと洗濯物が乾きやすくなるので、エアコンで調整しよう。扇風機などで風を当て、洗濯物に接する空気を入れ替える。外出する時は、換気扇を回しておくと空気がよどみにくい。雨が小降りで吹き込む状態でなければ、2時間以内を目安に屋根がある屋外に干してもいい。
湿気は下の方にたまるので、室内干しはできるだけ高い場所に。ただ、カーテンレールに引っかけるのは避けたい。レールが曲がる恐れがある上、カーテンの汚れが洗濯物に付いたり、水分が移ってカーテンがかびたりする原因になる。
生地が重なる部分は乾きにくいので、裏返して縫い目を表に出そう。ズボン類は筒状に開いてつるす。毎田さんは「ピンチハンガーは洗濯物同士にこぶし一つ分の間隔を空けて」とアドバイスする。
◇布団は二つ折りに
梅雨は寝具も湿りがちになる。東京西川営業企画室の寺嶋真唯さんは「日に当てることより、空気を入れ替えることを重視して」と話す。朝、布団から起き上がる時、そのまま掛け布団は二つ折りにするといい。敷布団にこもった湿気を飛ばすためだ。
敷布団は、ウレタンなど素材によっては下の方に湿気がたまる。円筒状に立てたり、二つ折りにしたりして、裏側も空気にさらそう。敷布団やベッドマットを直接床に敷くと湿気がこもりやすいので、下にすのこを敷くといい。湿気取りシートなどの除湿グッズも活用できる。
枕はパイプ素材だと通気性がいい。綿や、頭の形に合わせて変形する素材は、密着するので暑さを感じやすい。
夏に向けて各メーカーは、ひんやりした感触の寝具を売り出している。寺嶋さんは「熱を吸収する素材は、直接肌に触れるように使うのが効果的です」と話す。
全国的な梅雨の季節はこれから。今年は少しでも快適に過ごしたい。
毎日新聞 5月31日(日)15時8分)

雨が少ないという話もありますが、どうなんだか。
ねえ。