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6才のホスト『琉ちゃろ君』小学校入学!子どもの「毛染め」は健康面にどう影響する?
「6才のホスト」の異名を持つ子役モデル『琉ちゃろ君』の入学式の様子が、インターネット上で話題になっているようです。琉ちゃろ君のルックスといえば、金髪にピアス、整えた眉毛など、まさにホスト顔負けのゴージャスさ。
この華麗なルックスに対して、ツイッターなどでは「(こんなに早くから毛染めをしていたら)早い時期にハゲるんじゃないの?」というようなコメントも見られました。
たしかに、最近は街で髪の毛を金色や茶色に染めている小学生を見かけることもありますが、これって健康面でホントに大丈夫なのでしょうか?
◆市販のヘアカラーにはどんな成分が入ってるの?
実は、市販されているヘアカラーには、強い毒性を持つ物質が含まれていることも多く、自宅で使用する際には、皮膚につかないようにするなどの細心の注意が必要といわれています。なかでも、ヘアカラーに含まれていることの多いパラフェニレンジアミン(PPD)という物質は、接触性皮膚炎やむくみ、強いショック症状による呼吸困難など、使用する人によってはさまざまな健康被害を起こす可能性も指摘されているようです。また、ほかにもヘアカラーには、アミノフェノール、レゾルシン、過酸化水素といった物質が含まれているものも多く、これらの物質についても発ガン性をはじめとするさまざまな健康への影響が懸念されているとのことです。
大人の場合はこうした物質を含むヘアカラーを繰り返し使用することにより、ある日突然アレルギーを発症するケースが多いといわれていますが、子どもの場合は急性のアレルギー症状から呼吸困難などを引き起こす危険もあるため、市販のヘアカラーを子どもに使用するのは避けておいたほうが無難といえるでしょう。
◆子どもの「毛染め」には注意が必要
冒頭の話に戻ると、毛染め自体は薄毛には直接の関係はないようですが、ヘアカラーによるアレルギー症状などで頭皮にダメージを受けつづけることが薄毛の原因になることは考えられます。子どもに限らず、乾燥肌やアトピーなどで頭皮に異常が見られる人も、こうしたヘアカラーの使用には注意したほうがよいようです。
また、よく美容師の方から「ヘアカラーやパーマ液で手の皮膚がボロボロになった」という話を聞きますが、美容室で使用しているこうした薬剤も、人体に刺激が強いものが多いようです。子どもが「毛染め」をしている場合よく議論になるのが「それって本人の希望なの?」という点ですが、それが本人の希望であれ親の趣味であれ、子どもに毛染めやパーマをおこなう場合は、人体への影響に配慮したヘアカラーやパーマ液を使用している、技術的にも信頼できる美容室でおこなうことが必要といえるでしょう。
◆「先にあるリスク」について考える
ちなみに、こうした毛染めやパーマに限らず、子どもの食生活などでもよく問題とされるのが、それを実行することで「子どもに将来起こるかもしれないリスク」です。
たとえば、「髪の毛を金色にしたい」「ジャンクフードを食べたい」といった子どもの要求は、それ自体は他人に迷惑をかけるものではなく、親としてはできれば「子どもの希望を叶えてやりたい」と思うかもしれません。しかし、ヘアカラーの使用やジャンクフードの摂取によって「自分に将来起こるかもしれない健康面でのリスク」について、子どもが自分で実感を持って考えることはとても難しいのも事実です。
自分でこうした判断ができない(あるいは知識や情報を持たない)子どもを持つ親御さんにとって必要なことは、こうした「先にあるリスク」について思いをめぐらせ、子どもをサポートすることなのかもしれません。
(Mocosuku Woman 4月13日(月)11時40分)

20歳過ぎたらそのへんの人になってそう・・・