骨粗しょう症に紅茶!

骨粗しょう症>紅茶のポリフェノールに予防効果
◇大阪大グループ
紅茶の苦み成分のポリフェノールに骨の破壊を抑える効果があることが分かったと、大阪大のグループが発表した。骨粗しょう症を予防する薬になる可能性があるという。23日付の米科学誌ネイチャー・メディシン電子版に掲載される。
骨の内部では骨を作る「骨芽細胞」と、壊す「破骨細胞」が働く。破骨細胞の働きが異常に活発になるなどバランスが崩れると、骨がもろくなる骨粗しょう症を発症する。骨粗しょう症の推定患者は国内約1300万人。高齢者の寝たきりの原因になるとされる。
大阪大の西川恵三助教(免疫学)らは、骨髄で破骨細胞が作られる際にSAMという物質が働き、DNAにメチル化と呼ばれる化学変化を起こしていることを突き止めた。
さらに、SAMと一緒に働く酵素が、紅茶の苦み成分のポリフェノール「テアフラビン」で働きを邪魔されることも発見した。人工的に骨の量が3分の1の骨粗しょう症にしたマウスに3週間、テアフラビンを計7回注射すると、破骨細胞が減り、骨の量が2倍に回復した。
マウス実験と同等のテアフラビンを体重60キロの人が摂取するには、1回に紅茶60杯を飲む必要があるという。西川助教は「テアフラビンをサプリメントなどにして摂取すれば、骨粗しょう症を予防できる可能性がある」と話している。
毎日新聞 2月24日(火)7時0分)

飲んどけー。