子どもにハッスルしてどうする

柔道の小川直也氏、道場の子どもに暴力か 訴訟に陳述書
柔道五輪銀メダリストの小川直也氏(46)が道場長を務める神奈川県茅ケ崎市小川道場で、小川氏が継続的に暴力をふるっていたとする陳述書が、指導料の支払いを巡る訴訟の中で被告側の元道場生の親から出されていることがわかった。小川氏は朝日新聞の取材に、詳しい日時など「具体的な内容がなくて答えようがない」と話している。
陳述書は、指導料など約100万円が未払いだとして、小川氏が昨年6月に藤沢簡裁に起こした訴訟で出された。被告は道場をやめた同県大磯町の男子小学生の両親で、中学3年まで続けた場合に限って指導料を免除するという契約を交わしたとする小川氏に対し、「指導料免除を使って長期にわたって人を拘束する契約は無効」と支払いを拒否。陳述書は、2008年から12年にかけて道場に通っていた別の小中学生の親2人が昨秋に提出した。
子ども2人が道場に通った茅ケ崎市の母親の陳述書によると、小川氏はプラスチック製のバットで2人の尻をたたいたほか、中学生に絞め技をかけ気絶させるなどの行為をしていた。次男が通った同市の父親の陳述書によると、小川氏が道場生を殴って口から出血させたり、長時間の練習中に居眠りする子どもの目を覚ますために口に氷を詰めたりする行為を見た次男が恐怖を感じ、退会したという。
小川道場には主に幼稚園児や小中学生が通う。かつて道場で練習を見たことがある男性は取材に対し、「体罰を超えた虐待。両手で平手打ちを延々とやられた子や、小学生で失神するまで絞め技をされた子がいる。柔道着を見ただけで泣き出す子もいた」と話す。
一方、小川道場のマネジメントを担うアソシアードマネジメントの責任者は「弁護士に聞き取り調査を依頼したところ、そういう事実は確認できなかった」と回答。聞き取りの対象については「現在小川道場に通っている子どもやその親、指導者で、退会した子どもや親、指導者は調査していない」と話した。
小川氏は92年バルセロナ五輪95キロ超級で銀メダルに輝いたほか、世界選手権を4度制した。97年からはプロレスラーに転向し、06年から道場を開いている。
町道場や少年団で登録される指導者は、全日本柔道連盟の公認指導者資格を持つ必要がある。
朝日新聞デジタル 1月31日(土)7時30分)

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