フットボールはカネだ。

ビッグクラブ・バイエルンの仰天の数字
ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルンが2013―2014シーズンの売上高を発表。前年比から22%増の売り上げで、5億2800万ユーロ(約740億円)をマークし、世界トップの数字となった。ドイツ誌「フォーカス」などが13日、報じた。
当初は2020年までに世界トップという目標を立てていたが、6年前倒しで達成。総工費3億5000万ユーロ(約476億円)のアリアンツ・アレナも当初は25年で完済する予定だったが、10年で完済した。ここには今年2月に保険会社のアリアンツバイエルン株の8・33%を取得したことがある。
グッズ売り上げも好調で前年の8520万ユーロ(約116億円)から1億800万ユーロ(約147億円)に増加。ユニホーム売り上げの120万枚は他のブンデスリーガ1部のチームの売り上げをすべて足した数を上回っている。
ブンデスリーガの他のクラブとは比較にならないほど高給選手を抱えるが、人件費(推定217億円)率も48%から41%に減少。総費用に占める割合は減り、ビッグクラブはまた一歩、健全な経営の道を踏み出したことになる。(庄司 悟)
◆庄司悟(しょうじ・さとる)1952年1月20日、東京都生まれ。62歳。74年の西ドイツW杯を現地で観戦。75年に渡独。その後、ケルン体育大サッカー専科をへて、ドイツのデータ配信会社Impireと提携。独自の分析活動を開始した。2008年12月に日本に帰国し、09年にDJ SPORTS株式会社を設立。現在は同社取締役CAO/チーフゲームアナリストとして活躍中。
◆ネット限定コラム スポーツ報知では今年から「Ball ist rund(ドイツ語でボールは丸い)」と称し、ネット限定でサッカーコラムを連載(不定期更新)します。テーマは世界中のあらゆることについて。話題のネタを扱ったり、時にはデータ分析専門家の庄司悟氏が提供するマニアックなデータで、いろいろなことを検証します。
(スポーツ報知 10月13日(月)21時1分)

間違いなく、現時点ではブンデスリーガが世界最強リーグだし、好循環だよな。