戦略だけでそうなったわけじゃない

「ANA」逆転物語、ハーバード大の教材に
全日本空輸を中心とするANAホールディングスの国際戦略が、米ハーバード大経営大学院(ビジネススクール)の必修科目の教材に採用されることになった。
ライバルの日本航空が国を代表する航空会社の地位を長年占める中、発想の転換と環境変化への対応で逆転した2番手企業の物語として、市場調査(マーケティング)の授業で紹介される。26日には全日空の担当役員が、約900人の学生と議論する予定だ。
ハーバード大の教材は、世界規模で集めた企業の経営戦略の中から採用を決めるため、評価が高く、各国の主な経営大学院で使われることも多い。登場事例は経営戦略の「お手本」となり、世界の有力企業の幹部らに影響を与えている。
日本企業ではソニーやホンダが取り上げられているが、最近ではトヨタ自動車松下電器産業(現パナソニック)、楽天の取り組みが紹介された程度という。
全日空の国際線は1986年の初就航から赤字続きだったが、2004年度に黒字化し、今年5月に輸送実績で初めて日航を上回った。
(読売新聞 9月22日(月)14時30分)

スターアライアンスに早いとこ加盟したのは大きかったと思う。
ただ、JALは倒産企業だったし、その間にシェアを奪ったわけだから、必ずしも戦略だけとは言えないわね。