ミラノになじんだころ

開幕から2戦連発の本田にイタリア地元3紙はいずれも「7点」以上の高評価 ヘディング弾に「最高に美しい動き」
■イタリア三大スポーツ紙がいずれも絶賛
14日の敵地パルマ戦(5-4勝利)で1得点1アシストと活躍したACミランの日本代表MF本田圭佑が辛口で知られるイタリア三大スポーツ紙から2試合連続で満場一致の高評価を受けた。今季2点目のヘディング弾は「最高に美しい動き」と絶賛されている。
ガゼッタ・デロ・スポルト紙は7点と合格点。寸評では「ジャック(ボナベントゥーラ)へのアシスト、最高に美しい動きのあるヘディングは明らかに研究の成果。それからしばし、遠のいた(孤立し、なじめない時間があった)が、ゲームにまた入った。役立つように動きを取り戻した」と伝えている。
ボナベントゥーラの先制点を演出した左アウトサイドでのアシスト、そして右サイドのアバーテからのクロスにしなやかに躍動したヘディングシュートは修練の成果と高い評価を受けた。一方で試合から消える時間もあったと指摘されている。日本代表での2試合にフル出場し、日本とイタリアの往復というスタミナ面の消耗も影響したかもしれない。
シュートはゴールを決めた1本。ドリブル突破は1度試み、成功。前線への縦パスは5回成功したとのデータも紹介されている。本田の7点はアバーテと並ぶチーム2位の高評価。MVPは2得点を決め、ゲームメーク、クロスなど抜群のプレーを見せた元フランス代表FWジェレミー・メネズの8点だった。
■2戦連続に得点に絡んだ本田に「この日本人は味をしめた」
また、コリエレ・デロ・スポルト紙も本田を7・5点と高評価。「この日本人は味をしめた。2ゴール目、ボナベントゥーラへのアシストと連続して決めた」と開幕2試合で着実に結果を積み重ねている本田が、ゴールとアシストの甘美なる味わいをどん欲に追求する様を評している。
本田はカウンターから独走ゴールを決めたオランダ代表MFナイジェル・デヨングと並ぶ点数でMVPはメネズの8・5点だった。
トゥット・スポルト紙も本田を7点と評価し、「ボナべントゥーラにアシストをプレゼントした。素晴らしいヘディングを決めた」と称えている。ただ、チームでの評価は3位タイ。MVPはメネズの8点。デヨングの7・5点に続き、本田はアバーテとボナベントゥーラと並んでいる。
この日のパルマ戦はイタリア代表FWステファン・エルシャラウィ、新加入のFWフェルナンド・トーレスがいずれも足首の捻挫で欠場。どちらもフィリッポ・インザーギ新監督が主力と期待する実力者だ。メネズも2試合連続でMVP級の活躍を見せている。2試合連続ゴールと輝きを放つ本田も定位置争いを制するために、さらなる活躍が必要かもしれない。
(Soccer Magazine ZONE web 9月15日(月)15時44分)

ピッポはすっかり本田を信用しているようだけど、たぶんこの程度じゃいつポジションが危うくなるかもわからないことを実感してるでしょうし。
次、先発確定のユーベ相手でこのパフォーマンスだったら、さすがにレギュラー当確でしょうが。