そんなに売って大丈夫か

アジア高速鉄道1万キロ計画始動 日中、売り込みに熱
アジアで高速鉄道計画が実現へ動き始めた。マレーシアとシンガポールを結ぶ路線は来年にも入札を予定。インドやタイなど、構想段階も含めると計画の総延長は約1万キロに上る。成長するアジアを舞台に、日本や中国などからの売り込み合戦が熱を帯びている。
「日本の新幹線は安全なだけではない。時間に忠実に運行していることがすべての強みの原点にある」
マレーシアの首都クアラルンプールで先週開かれた鉄道展示会。講演したJR東日本の小県方樹副会長は、同国の鉄道当局幹部らを前に、こう訴えた。「絶対に落札したい」。小県氏が公言してはばからない、2020年の開業を目指すクアラルンプールとシンガポール間の高速鉄道計画が念頭にあった。約350キロを1時間半で結び、総事業費は400億リンギ(約1兆3千億円)と見込まれている。マレーシア陸上公共交通委員会のカマル最高経営責任者は「来年10〜12月には入札ができるだろう」と話す。
計画には、中国やフランス、スペインなども関心を寄せる。日本勢はJR東日本住友商事三菱重工業などが連携。8月中旬にトップセールスでマレーシアを訪れた太田昭宏国土交通相に各社幹部も同行した。
朝日新聞デジタル 9月15日(月)9時11分)

そのうちマレーシアも売る側に回ったりして。