コージ・ウエハラは日本人

上原浩治が使う「顔文字」が米国で話題に 人気守護神の影響で日本の“文化”が全米に広がる!?
■上原が使う顔文字を米記者が自身の見解を交え分析
最強クローザーがグラウンド外でも思わぬ形で注目を集めた。レッドソックス上原浩治投手(39)がツイッターで使った顔文字が、地元記者の間で話題となっている。上原が使用している顔文字は日本以上にツイッターが盛んな米国でも見慣れないもので、何を意味しているのかが理解できず、憶測が飛び交った。
地元記者が上原のツイッターに反応を示したのは、今季5セーブ目を上げた26日のブルージェイズ戦後のことだ。2点差の8回2死満塁で登板すると、メルキー・カブレラをレフトフライに仕留めてピンチを脱出。9回には先頭のホセ・バティスタにソロ本塁打を浴びて1点を失い、さらに2本のヒットを浴びて2死1、2塁のピンチを招いたが、最後はエドウィン・エンカーナシオンをセンターライナーに仕留めてリードを守りきった。
試合後、守護神は自身のツイッターで「打たれたぁ(^_^;) でも勝ったからいいや(o^^o)」とつぶやいた。
すると、ボストン・グローブのピート・エイブラハム記者がツイッターで「@TeamUehara(上原のツイッターアカウント)はおそらく、(^o^)をアウトを取ったという意味で使っているらしい」と反応。さらに、上記の上原のつぶやきをリツイートした。今回は(o^^o)を使っているが、(^o^)も上原がよく使う顔文字だ。日本語が分からないため、顔文字だけでつぶやきの内容を理解しようと必死だった様子が伝わってくる。
さらに、ESPNボストンのゴードン・エデス記者も同じ上原のつぶやきを紹介し、自身の見解を示した。エデス記者は顔文字入りの文章について「意訳すると、彼は“Phew”と言っているのだと思う」と予想。Phewとは間投詞で、ほっとした気持ちの「あーあ」「やれやれ」や、驚きの「ほー」「へー」、さらに疲れの「ああ」などといった意味を表す。誰もが1度くらいは、アメリカ人が口笛に似たような音で「ヒュー」と発音するのを聞いたことがあるだろう。
当然ながら、エデス記者の方が上原の表現をより理解していたと考えられる。エイブラハム記者の見解も大筋では合っているが、日本語が分からない中で、ほっとした気持ちまでくみ取ったのはエデス記者の方。顔文字を解読し、守護神が何を言いたかったのかを言い当てて見せたのだ。(^_^;)や(o^^o)が重要な役割を果たした。
ツイッターやブログで頻繁に情報発信する上原
上原はツイッターでのつぶやきやブログの更新を頻繁にすることで有名だ。ファンへのメッセージを発信する貴重な場所として、この2つを有効に使っている。
昨年途中からは、登板後にブログで投球内容を詳しく解説するという斬新な試みも開始。今年に入ってからも続けている。たとえば、さきほど紹介したブルージェイズ戦の後には以下のようにつづっている。
バティスタのホームランについては「二人目は、ファストボールで左上ホームラン。バティスタだから仕方ないって…^^;」。
また、最後に打ち取ったエンカーナシオンの当たりについては「ファストボールで中ライナー。一瞬ヒヤッってしたけど、角度がなかったから大丈夫かなって思いながら、打球の行方を見てたよ」と触れている。
投球を振り返る際には、球種やコースの意図を説明することもしばしばで、マウンド上での投手心理が生々しく伝わってくる。その裏にある打者との駆け引きも見えてくるため、野球好きにはたまらないブログだと言えるだろう。上原の登板後には、ブログに立ち寄ってみるといい。試合を見ていたら、本人の解説をより楽しめる。
今や日本でも浸透してきたが、メジャーにおいては選手のツイッターを記者がフォローするというのは当たり前のこととなっている。記者がツイッターでより早くスクープを伝えるのも特徴的だ。
今回の一連の“顔文字騒動”で分かるように、今や世界一のクローザーとなった上原のツイッターも、ボストンの地元記者にはしっかりとフォローされている。つまり、顔文字も多くの米国人の目に触れているわけだ。昨年の活躍で圧倒的な人気を博すようになっただけに、上原のツイッターからその顔文字が全米に浸透していくこともあるかもしれない。
(Full-Count 4月29日(火)12時11分)

僕も彼のツイッターはフォローしてる一人ですが、この記事を知ったのも、彼がリツイートしたから知ったって寸法で。