日本国籍を剥奪できないの?

(朝鮮日報日本語版) 鳩山元首相「日本政府は誰もが分かる形で謝罪を」
日本の鳩山由紀夫元首相が「朝鮮半島の統一は当然の流れだ。日本政府も朝鮮半島の統一のために何ができるのか苦悩すべきだ」と述べた。鳩山元首相は、本紙が来月3日、4日の両日に開催する「第5回アジアン・リーダーシップ・カンファレンス(ALC)」に出席する。
鳩山元首相は「朝鮮半島の統一は、北東アジアの安定や、地域経済の活性化のためにも欠かせない。統一のためには、日本と韓国・中国の協力関係の構築が重要だ」と強調した。
鳩山元首相は、2009年8月の衆議院議員総選挙自民党による長期政権を終わらせ、民主党政権最初の首相を務めた人物だ。在任中には米国一辺倒の外交から脱却し、アジア重視を強調する「東アジア共同体」を主張して、米国との摩擦を引き起こした。
北東アジア地域の各国の対立について鳩山元首相は「安倍晋三首相の靖国神社参拝や、過去の歴史について反省する談話を否定するかのような発言が、対立を深めることになった」と語った。その上で「日本政府は誰もが分かる形で(過去の歴史について)謝罪すべきであり、今こそ謝罪できる勇気が求められるときだ」と強調した。また、日本の政治家たちが歴史について謙虚な姿勢を示すべきだ、と主張した。
旧日本軍の慰安婦強制動員については「日本政府は(問題が)解決済みだと主張しているが、被害者がそう考えていないのであれば、政府からの補償という形で対処すべきだ」と述べた。
本紙は今月14日、東京都内の鳩山元首相の事務所でインタビューを行い、韓半島朝鮮半島)の統一について考えを聞いた。以下は一問一答。

―今年のアジアン・リーダーシップ・カンファレンスのテーマは「韓半島の統一」だが。

「一つの民族である韓国と北朝鮮が分断されたままになっているのは、きわめて不自然だ。朝鮮半島の統一は至極当然の流れだ。張成沢チャン・ソンテク)氏の処刑などからも分かるように、北朝鮮は不透明な国だ。今すぐの統一は容易ではないだろう。だが、不確実性が高まっているときだからこそ、対話を通じ、統一の方向性について模索すべきだ」

―日本では韓半島の統一について否定的な見方もあるが。

韓半島の統一が、反日政策の強化につながりかねないという、偏向したナショナリズムを主張する人もいる。安倍政権ではそのような主張が強まるかもしれないが、北東アジアの安定のためにも、韓半島の統一は欠かせない。統一のためには、日本と韓国・中国の協力関係の構築が重要だ。日本は朝鮮半島の統一に向け、何ができるのか苦悩すべきだ」
韓半島の統一が、日本にとってはどのような面でプラスになるのか。

「地域の経済発展や協力を促進する上でかなりプラスになるだろう。まず、日本人がシベリア鉄道を経由して欧州に行くという、まさに夢のような話が実現することになる。また、東アジア諸国の余剰エネルギーを共有する「アジア・スーパーグリッド構想」が進展し、エネルギー共同体を構築することもできる。

―日韓関係が悪化している。日本が右傾化しているという見方もある。

「20年にわたって経済が低迷し、国内総生産GDP)で中国に追い抜かれ、韓国も急成長する中、日本国民は自信を失っていた。このような状況で、大言壮語し虚勢を張ることで、強く見せようとする政治家(安倍首相を指す)が登場した」

―「韓国人を殺せ」と叫ぶ反韓デモも行われている。

「韓国人の心を傷つける行為は本当に申し訳なく思う。こんなときだからこそ、沈黙している多くの人が声を上げられる、民主的なプロセスが必要だ。大部分の(日本の)国民は良心的だ。一部の極端な主張に抵抗する勢力の声も高めていくべきだ」

―旧日本軍の慰安婦強制動員問題が韓日両国間の争点になっている。

「日本政府は1990年代、国民からの募金を基に『アジア女性基金』を創設し、首相からの謝罪の手紙と共に見舞金を届けた。一部の国はこれを受け入れた。だが「(日本は)謝罪するなら国家の予算で行うべきだ」という韓国の声には耳を傾けなかった。傷を負った人たちの立場で考えることが重要だ。被害者たちの高齢化が進んでいるだけに、早く解決しなければならない。日本政府が解決済みだといっても、被害者がそう考えていないのであれば、倫理的な責任という観点で対処すべきだ。政府からの補償という形で対処していくべきだと思う」

―日本は過去の歴史を反省するドイツと違う、と批判する声が多く出ている。

「日本も1990年代、(植民地支配について反省する)村山談話や(慰安婦問題について反省する)河野談話を発表した。問題は(安倍首相がこれらの)談話を修正すると言い出すなど、突然態度を変えたように思われている点だ。ドイツを見習い、より確実に謝罪の心を伝えなければならない。一部では私が『謝罪外交』ばかり強調している、と批判しているが、(日本)政府が誰もが分かる形で謝罪するということは、勇気のある行動だ。今こそその勇気が求められるときだ」
―昨年、中国を訪問し、南京大虐殺記念館を訪れた理由は。

「そのために『売国奴』という非難も浴びた。しかし、過ちについて謝罪するのは当然だ。たとえ一人であろうとも、(過去の戦争で)民間人の被害者がいたとすれば謝罪すべきだ」(日本の極右派は南京大虐殺の犠牲者が30万人に達したという中国側の主張を「誇張」と批判している)

―日本の首相による靖国神社参拝で、周辺国との関係がさらに悪化した。

「安倍首相は日米同盟関係に自信を持って参拝したようだが、米国でも『失望した』という声が出ている。私が会った外国の外交官たちも同じような反応だった。安倍首相は(韓国や中国が)どんな反応を示すかということを知りながら参拝した。近隣諸国を挑発したことになる。安倍政権は『中国包囲外交』を主張しているが、一瞬にして日本が包囲されるような状況になるのではないか、と懸念される」

―安倍首相の外交政策についてはどう評価するか。

「価値観が同じ国同士、親しくしていこう」という価値観外交を主張しているが、それは外交とはいえない。価値観が異なる国に配慮しながら、どう協力していくかについて苦悩するのが外交だ。価値観外交は日本を孤立させかねない。(安倍首相は)未来志向的な関係にも言及しているが、これは過去を捨てたり、歪曲(わいきょく)したりしていては実現できない。過去の歴史について反省し、事実を認めてこそ、未来志向的な関係を構築できる」

平和憲法の改正の動きについては。

「(第2次大戦での敗戦後)戦争を放棄し、軍隊を持たないと宣言したのが平和憲法だ。憲法の古い条文は変えることも可能だが、(戦争を禁じる)憲法第9条は変えてはならない。集団的自衛権は隣国と衝突した場合、援軍を求めようという古い発想だ」
朝鮮日報日本語版 2月23日(日)9時28分)

もし、それでも第三次世界大戦に突入してしまったら、コイツも戦犯だろう。
他国の世論をあおって、自国に不利な発言を繰り返して。
日本が苦し紛れに戦争を吹っかけたのと、今の状況は近い。
その自覚は・・・ないわね。
だからアメリカから「こいつはバカか」って言われるんじゃないの・・・