普通じゃない?

孤高のイチ 「田中の教育係」で残留濃厚 本心は?
田中将大投手の入団が決まった一方で、トレードでの放出がささやかれているヤンキースイチロー外野手(40)の去就に注目が集まっている中、ニューアーク・スターレジャー紙がチーム残留が濃厚だと報じた。プライドの高い男は、これをどう受け止めるのか。
記事の見出しはズバリ「イチローはトレードされないだろう」。
「2、3週間前まで、イチロージャイアンツかダイヤモンドバックスにトレードされるとの推測が盛んに行われていた。しかし田中が入団した今、ヤンキースにはイチローを確保する義務が生じた。イチローは昨年、成績を落としたが、彼の持つ無形の力が打者としての能力より遙かに意味をもつことになった」という。
さらに「イチローは田中が子供時代に憧れた選手に違いない。イチローは田中にとって素晴らしい教育係になるだろう。特に1億5500万ドル(約160億円)という正気とは思えない額で契約し、大きな期待を寄せられていることを考えると、今後起こりうる様々な困難に立ち向かうときにイチローの存在が大きくものをいうはずだ」。
こう述べた上で「仮にそれでもヤンキースイチローをトレードするとしたら、それは信じられないほど愚かな行為だといわざるを得ない。田中の成功のためにも、今はイチローをハッピーな状態にしておくことが大切なのだ」と締めている。
ただ、気がかりなのはイチローがこれまでも“孤高の人”だったことだ。田中のヤンキース入りが決まった際もイチローのコメントは「どんなオファーを提示したか、ということよりも、このオファーを受けたことへの覚悟と自信に敬意が払われるべきだろう」と独特のいい回しだった。
黒田博樹投手の「一緒にやるのが楽しみ。最初からニューヨークでプレーするのはかなり覚悟がいる。彼が望むなら、今までの経験から助言できれば」とのコメントと比べても、かなりの温度差がある。
40歳のイチローが田中にとって、いったいどんな存在になるのか。これもまたキャンプの楽しみの1つとなってきた。
夕刊フジ 1月29日(水)16時56分)

言ってることに違いもないし、温度差もないと思う。