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<バブルファッション>じわじわと スタジャンが若者に再燃
1980年代のバブル時代に流行したスタジアムジャンパー(スタジャン)などのファッションが若者の間で再燃している。当時、青春時代を過ごした40〜50代には懐かしい服装も、現代の若者たちには新鮮に映るらしい。ここ1、2年でじわじわと人気に火が付き、すっかり定着しそうな勢いだ。
若者らでにぎわう福岡市博多区の大型商業施設「キャナルシティ博多」。ストリート系のファッションを扱う「STUSSY(ステューシー)」では、店内の目立つ位置に数種類のスタジャンを陳列している。本田侑一郎(ゆういちろう)店長(28)は「今年は男女問わずスタジャン目当ての客が増えている」。スタジャンの売り上げは前年11月同期比で10〜20%増という。
スタジャンは、100年余り前に米国のスポーツ選手らが練習用の防寒着として着用したのが始まり。日本では80年代のアメリカンカジュアル(アメカジ)ブームに乗って大流行した。最近のデザインは当時より細身で、シックな色が人気という。
同市中央区のファッションビル「福岡パルコ」の女性向けショップ「ROSE BUD(ローズ・バッド)」はこの冬、70、80年代に流行したアイテムに今年らしさを加えた。丈が長めのタイトスカートやつばの大きな帽子などバブル時代のファッションをほうふつとさせる商品が並ぶ。娘と訪れ「私も昔同じような服を着ていた」と懐かしむ母親もいるとか。
化粧品でも80年代に流行した真っ赤な口紅が人気。博多区博多阪急にある化粧品売り場「NARS(ナーズ)」では、70本ある口紅のうち11本が赤系。売り場に立つ松本歩美さん(22)は「昨年まではベージュ系が人気だったが、今年は赤系を求める人が多い」と言う。
若者のファッション事情に詳しい香蘭女子短大(福岡市南区)ファッション総合学科の河地洋子教授(69)は「バブル期の服にはデザイン力に勢いがあった。最近は大量生産のファストファッションが流行し、独創性がなくなってきており、若者が当時のファッションを目新しいと感じて取り入れるのではないか」と分析している。
毎日新聞 12月20日(金)14時44分)

ウケるサイクルがめぐってきただけじゃね?