高年俸地獄

小笠原&井端、大減俸で新天地も重税地獄 今季年俸7000万円にのしかかる7100万円
巨人からフリーエージェント(FA)宣言した小笠原道大内野手(40)が26日に中日移籍を発表すれば、その中日から自由契約となっていた井端弘和内野手(38)も同日、巨人との来季契約に合意。新天地で復活を期す2人だが、重い税金がのしかかる。
小笠原は「落合ゼネラルマネジャーから『必要だから来てくれ』と。自分の中では十分すぎる言葉だった」と感激の面持ちだった。
来季は年俸3000万円の1年契約。今季年俸7000万円から約57%ダウンとなる。昨年の年俸は4億3000万円で、昨オフも史上最多減額の3億6000万円減を受け入れ、巨人に残留していた。2年連続の大幅減俸はあまりに痛い。
経費、節税対策などを無視してざっくり計算すると、小笠原は今年、所得税2800万円(年収が1800万円を超える場合はその40%)、住民税4300万円(前年の年収の10%)の計7100万円を納めることになる。今季年俸7000万円を上回る額だ。来年は所得税1200万円、住民税700万円の計1900万円に収まる計算だ。
井端は来季年俸4500万円の1年契約で合意。今季年俸2億5000万円から大幅ダウンには違いないが、中日から3000万円を提示され決裂した経緯があり、巨人には比較的高く評価してもらったことになる。
来年は所得税1800万円、住民税2500万円の計4300万円。来季年俸4500万円以内にはギリギリ収まる。
これが中日の提示額通り来季年俸3000万円だったら、所得税+住民税は3700万円となり大幅に足が出ることに。仮に年俸4000万円でも、税金4100万円に足りなかった。そういう意味でも、井端には巨人からのオファーはありがたかったかもしれない(金額は推定)。
プロ野球選手の高所得はうらやましい限りだが、増減の激しさを頭に入れておかないと、とんでもないことになる。 
夕刊フジ 11月28日(木)16時56分)

引退時は全員当てはまると思うのだが、どうしてんでしょ。