いっそ・・・

JR北海道>レール誤検査 28年間継続か
◇新たな異常170カ所を発表
JR北海道が多数の線路異常を補修せず放置していた問題で、新たに7路線170カ所の線路異常が見つかり、同社は25日、民営化以前の旧国鉄時代から28年間、間違った基準で検査を続けていた可能性があることを明らかにした。異常放置はこれまでに97カ所が判明しており、計267カ所に増えた。一方、国土交通省は同日、特別保安監査(立ち入り検査)を20人態勢に増強。野島誠社長らから事情を聴くとともに、監査対象も本社と函館支社にとどめず、旭川と釧路両支社を含む全社に拡大する。
札幌市中央区の本社で記者会見した豊田誠・常務鉄道事業本部長は「度重なる報告変更で信頼を裏切る事態となり、大変申し訳ない」と陳謝した。
JR北海道は24日夜から25日朝にかけ、新たに見つかった線路異常の補修作業を実施。これに伴い特急スーパー宗谷2本を含む計16本が運休し、約660人に影響が出た。一連の異常放置発覚後、補修作業のため実際に列車の運行に支障が出たのは初めて。
同社によると、新たに異常放置が発覚した7路線は宗谷線江差線札沼線▽函館線▽釧網線富良野線留萌線。23日夜、国交省鉄道局に線路の異常放置箇所や補修実績を報告したが、24日午後3時ごろ宗谷線の担当者から検査記録に疑問があるとの連絡があり、間違った基準を適用して検査していたことが判明。全路線で記録を再調査したところ、170カ所で同様のミスが見つかった。
170カ所のレールは、いずれも機関車など大型車両の運行に対応するためレール幅の規格が現在より5ミリ広い旧型。旧国鉄時代の1985年から適用されている現在の検査基準では、旧型レールに対しては基準値を新型レールより5ミリ小さく計算しなければならない。しかし、複数の保線部署で旧型のレールに対しても新型レールの基準を適用していたため、現在の基準に比べて最大で3ミリ幅が広がった状態で放置されていた。
豊田本部長は「(85年からの)新基準が保線作業員に理解されず、勘違いが起きた」と説明。部署によっては「そんな考え方があるとは知らなかった」と言う保線担当者もいたという。
毎日新聞 9月25日(水)12時9分)

倒産させて、北海道から鉄道をなくすってのはどうだい?