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頭部を固定せず脳を撮影…新型の画像診断装置
新エネルギー・産業技術総合開発機構NEDO)は、長時間静止しているのが難しいアルツハイマー認知症の重症患者に対し、頭部を固定しなくても脳の働きを撮影できる新型の画像診断装置を開発した、と発表した。
発症メカニズムの解明や治療薬開発に役立つと期待される。
装置は直径77センチの円筒形で、患者の頭を覆う。脳内の記憶や学習との関わりが指摘されるたんぱく質にくっつく薬剤を患者に注射し、装置に内蔵されたセンサーが薬剤から出る放射線をとらえて、患者の脳内の状態を撮影する仕組みだ。
装置には、患者にかぶせた帽子状の機器が発する光を感知するカメラが付いており、頭の動きによる撮影画像のブレを補正する工夫もした。
現行の画像診断装置では、認知症の患者の頭部を固定して1時間以上静止してもらう必要があるが、重症患者は長時間体を動かさずにいることが難しかった。新装置では、薬剤を投与した患者の脳を90分間撮影する臨床研究を行ったところ、脳内の各部位に薬剤が広がる様子が確認できた。
(読売新聞 9月11日(水)12時22分)

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