雑草らしい

レッドソックス上原、MVP候補も“大損契約”で報われない!?
日本人守護神が好調だ。レッドソックス上原浩治(38)が25試合(28回3分の1)連続無失点で、ア・リーグ東地区優勝にまい進するチームのマジック減らしに貢献している。
今季は故障で離脱したハンラハン、ベイリー剛腕投手2人に代わって、6月にクローザーに昇格。ここまで65試合に登板して3勝0敗19S、防御率1.10。防御率に加え、91奪三振ア・リーグ救援投手部門でトップだ。安定感抜群の上原をボストンの地元メディアはMVP候補に挙げているほどだ。
優勝争いが熾烈(しれつ)になる終盤に安定した投球を披露しているだけに、確かに貢献度は高い。MVPに選出されてもおかしくはない。そんな守護神はチームを世界一に導いても報われない。
昨オフ、1年425万ドル(約4億2000万円)で入団。今季は55試合以上に登板しており、自動的に来季の契約延長を手にしたものの、成績に応じて受け取る出来高は少ない。MVP受賞やタイトル獲得に関する条項はなく、15試合以上登板すれば、以後5試合ごとに100万円が加算され、ボーナスは最大でも800万円だ。
MVP受賞のボーナスに限れば、日本人投手ではレンジャーズ・ダルビッシュ有が2500万円、同じクローザーならヤンキース・リベラは5000万円と破格。今季の上原はチーム事情からクローザーで起用される可能性がありながら、タイトルや表彰ボーナスの出来高を付けなかったのは代理人の明らかなミスだ。
チームがワールドシリーズを制してチャンピオンリングを手にしても、上原のオフはバラ色ではない。
日刊ゲンダイ 9月12日(木)10時26分)

来年投げられることって重要だけどなぁ。