何の勲章にもならない勝利

柿谷が2発! 日本が劣勢のなか韓国下す 東アジア杯初制覇/日本代表速報
日本代表は28日、韓国で開催されている東アジアカップ2013の最終戦で開催国の韓国と対戦し、柿谷曜一朗の2ゴールの活躍により2対1で勝利を収めた。この結果、日本は2勝1分けで大会を終え、初優勝を決めた。
前半は韓国に押し込まれる展開となった日本だったが25分、ロングボール一本で抜け出した柿谷が冷静に決め、劣勢のなか先制に成功した。しかし、その後も韓国にペースを握られる展開が続き、33分に同点弾を許して1対1で前半を折り返した。
後半も立ち上がりは韓国ペースとなったが、日本は原口元気の単独突破などをきっかけに徐々に盛り返しはじめる。59分には高萩洋次郎が柿谷に決定的なスルーパスを送ったが、柿谷のトラップが大きくなりシュートまでは持ち込めなかった。
しかし、日本はこのまま主導権を奪うことができず、一方で韓国に決定的な場面は作らせず、膠着状態が続く。85分にはエリア内で崩されピンチを迎えたが、シュートは枠を外れ事なきを得た。1対1のままロスタイムを迎え、ドローで終了かと思われた91分、カウンターから原口のシュートのこぼれ球を再び柿谷が決め、土壇場で勝ち越しに成功。終了間際にはCKから韓国に決定機を許したが、豊田陽平ゴールラインギリギリでクリアし同点弾は許さず。課題の残る内容とはなったものの、柿谷の勝負強さが光り、日本は勝って優勝を決めた。


=以下、日本代表出場メンバー=
西川周作駒野友一槙野智章(51分:徳永悠平)、栗原勇蔵森重真人山口螢青山敏弘高萩洋次郎(87分:豊田陽平)、工藤壮人(69分:山田大記)、原口元気柿谷曜一朗
(ISM 7月28日(日)21時54分)

ただ、キメたのが柿谷だったのは、収穫かもしれないが。