コメ予想

<農業環境技術研>3カ月前にコメの豊凶を予測 手法を開発
農業環境技術研究所茨城県つくば市)は、収穫の3カ月前にコメと小麦が豊作か不作かを予測する手法を開発したと発表した。「不作が予測された国への緊急食糧援助計画を立案するなど、国際的支援に役立てられる」と説明している。21日、英科学誌「ネイチャークライメートチェンジ」(電子版)に掲載された。
同研究所には、1982年から25年間の世界の穀物収穫量などを記録したデータベースがある。同研究所の飯泉仁之直(いいずみとしちか)研究員らは、海洋研究開発機構(神奈川県横須賀市)が所有する気候変動予測のためのスーパーコンピューター地球シミュレータ」を活用。収穫3カ月前から収穫時期までの気候予測に基づいて、対象栽培地域の気温と土壌の水分を算出、そこから収穫量を予測する手法を開発した。検証の結果、82〜2006年の各年で、世界のコメ栽培地域の約2割で実績に近い予測ができた。小麦でも同様の結果が出た。
飯泉研究員は「気温と土壌の水分という単純なデータだけで、これだけ予測できた。より精密なデータを利用することで、予測可能な地域は広がる」と話している。
毎日新聞 7月22日(月)10時21分)

正確にわかると、市場に反映されそうね。