そろそろ飽きられる頃

米アップルのiPhone、売り上げ足踏み状態に
米アップル(Apple)のスマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」の売り上げが、競合メーカーの急速な追い上げで足踏み状態にある。
米市場調査会社IHSアイサプライ(IHS iSuppli)が17日に発表した調査報告書によると、世界市場におけるスマートフォンの売れ行きは依然好調だが、iPhoneに関しては停滞しているという。
報告書は「iPhone代理店での売り上げが鈍っており、第1四半期の出荷台数は3740万台と、予想を下回る」としている。さらに今年後半までiPhoneの新機種投入は予定されていないことから、iPhoneの2013年の年間売り上げ台数は、昨年の1億3400万台からさほど増えず、1億5000万台程度にとどまる可能性が濃厚だという。
IHSアイサプライのアナリスト、ウェイン・ラム(Wayne Lam)氏は、今年は主な競合メーカーによるスマートフォン新機種の投入が激しいと指摘し、米ブラックベリーBlackBerry)の「Z10」や台湾・宏達国際電子(HTC)の「HTC One」、韓国サムスン電子Samsung Electronics)の「ギャラクシーS4(Galaxy S4)」などを挙げた。
iPhone売り上げの鈍化と競合他社によるペースの速い新製品投入についてラム氏は「携帯電話業界は元来、熾烈な競争の世界だ」と語った。
IHSアイサプライは、2013年中に世界で売れる携帯電話15億台のうち、半数以上はスマートフォンになるとみている。また全世界の携帯電話加入件数は前年末から6.5%増え、2013年末までに70億件に達すると予測している。
(AFP=時事 7月18日(木)18時43分)

爆発的に売れすぎた反動は、そろそろ来るころだし。