阪神は燃えている

仰天三塁補強策!阪神バルディリス&中島調査
阪神が来季の三塁補強策として、オリックスアーロム・バルディリス内野手(30)の獲得調査を行っていることが24日、明らかになった。アスレチックスの中島裕之内野手(30)の調査も継続していることが判明。V字回復を果たした阪神だが、常勝チーム構築にはホットコーナーの強化が最優先。助っ人の復帰も含めたあらゆる可能性を探る。
打てる三塁手がほしい。今オフの虎の補強プランが見えてきた。2008、09年と阪神でプレーし、オリックスでブレークしたバルディリスの獲得調査を本格化させていることが分かった。
球団首脳は「可能性のあるすべての選手に対して、調査をするのは当然のことだ」と話した。
バルディリスは2008年にベネズエラからテスト生として来日し、阪神初の育成枠外国人選手として入団。堅実な守備と思い切った打撃を岡田監督に評価され支配下登録選手に昇格し、同年は77試合に出場した。翌09年オフには退団し、10年からオリックスの指揮官に就任した岡田監督の下でのプレーを希望し、パ・リーグへ移籍した。
まじめで研究熱心な性格で打撃は新天地で向上。今季は打率・324、10本塁打。49打点はパ・リーグトップだ。勝負強さに磨きをかけて、クリーンアップを支えている。11年オフに2年契約を結んでいるが、今季をもって契約が切れる。阪神がかつての助っ人に強い関心を示すには理由がある。
開幕時に三塁に座った新外国人のコンラッドは打率1割台と低迷し、打点に至ってはゼロ。日本の配球にまったく対応できず、未知数の外国人を獲得する難しさを改めて知ることになった。コンラッドの2軍落ち後、一塁から三塁に回った新井良も打撃が安定せず、2軍落ちを2度経験している。交流戦終盤には6年目の野原ら若手を試したが、力不足は明らかで、三塁補強が今オフの最優先事項となっている。
また、球団は昨オフに海外フリーエージェント(FA)権を行使して、アスレチックスに移籍した中島の調査も継続していることも分かった。開幕前、左太もも裏を痛め、けがが完治してもマイナー暮らしが続いている。国内復帰に備え、球団幹部によると調査を継続中だ。
阪神は09年オフ、バルディリスを戦力外としたが、関係者によると、出場機会を求めた本人の希望を認めた形だったという。そのため、阪神復帰に大きな障害はないと見られる。中島は国内復帰の場合、西武でプレーする意志はないという情報もある。
西岡の加入と投手陣の踏ん張りで、今季の阪神はV字回復。巨人を3ゲーム差の2位で追い、ペナントレースは一騎打ちの様相を呈している。懸案のホットコーナーを任せる人材を補強できれば、チーム力を底上げし、さらなる常勝態勢を作ることができる。手綱を緩めることはない。
サンケイスポーツ 6月25日(火)7時0分)

やっぱり強くないと集客に影響するってことでしょうか。