びわ湖は大丈夫なんかね

アユ激減、魚群数が平年の1割に 琵琶湖で滋賀県調査
昨秋にアユの産卵数が激減した琵琶湖で、魚群数が平年の1割前後と非常に少ない状態が続き、漁獲量も3割程度に落ち込んでいることが滋賀県の調査で分かった。大幅に回復する可能性は低く、県は今夏、人工の産卵場に放流する親魚を例年よりも増やして対応する。
水産試験場が魚群探知機を使って琵琶湖沿岸の水深30メートルの等深線上を調べた結果、4月の魚群数は12、5月は24で、過去10年の平年値と比べてそれぞれ6%、7%だった。6月は14%とわずかに増えた。
また、5月のアユの漁獲量を県内3漁協に聞き取ったところ、過去5年間の平均と比べて14〜50%に減ったとの回答があり、全体では3割程度と推測されるという。
県水産課は、昨夏に餌となるミジンコ類が少なく成長不良となった上に、湖岸と湖中の水温差が例年より大きくてスムーズに川に上れず、河口周辺でカワウなどに食べられたのが産卵数の減少につながったとみており、「今秋の産卵も楽観視できる状況ではない」としている。
このまま漁獲量の減少が続けば県内の漁業者への影響が大きいとして、県は今夏以降、産卵用の安曇川人工河川(高島市)に放流する養殖の親魚を例年の8トンから13トンに増やす。産卵数の減少原因についても同試験場で詳しく分析し、アユ量の予測技術の精度を高める研究も進める。
京都新聞 6月24日(月)9時39分)

厳しいねぇ。