ヒマな永田町劇場

<0増5減>「みなし否決」で泥仕合の様相
衆院小選挙区を「0増5減」する公職選挙法改正案は21日、参院送付から60日以内の採決が見送られ、憲法の規定で「みなし否決」となった。自民、公明両党は「採決の権利が奪われた」として平田健二参院議長への不信任決議案を提出した。24日の参院予算委員会開催を拒否する方針だ。予算委に安倍晋三首相の出席を求めていた野党は「露骨な安倍隠しだ」と反発、終盤国会は泥仕合の様相を呈している。【高橋恵子
「議長不信任を首相や閣僚の欠席理由にするつもりか」。参院民主党の池口修次国対委員長は21日の記者会見で怒りをぶちまけた。参院自民党脇雅史国対委員長は「極めて不正常だ。一切議会は開けない」と語った。
自民、公明両党は、24日の衆院本会議で改正案を再可決する方針を既に固めており、最終盤での不信任決議案提出には、与党が主張する「1票の格差是正」に対する「野党の抵抗」をあぶり出す狙いが透けて見える。
改正案をめぐり、参院多数の野党は「抜本改革」をアピールするため、みんなの党の「18増23減」案との並行審議を主張。単独審議を要求する与党と対立してきた。21日も歩み寄りはなく、議院運営委員会岩城光英委員長(自民)が提案した改正案採決のための本会議開会を野党が反対多数で否決し「みなし否決」が固まった。
与党はこれを受け「数の力に任せた決定だ。責任は平田議長にある」と不信任決議案の提出に踏み切った。24日に決議案を採決するための日程協議にも「急ぐ必要はない」と応じず、脇氏は参院予算委について「政府も出ないし私たちも出ない」と宣言した。参院自民党溝手顕正幹事長は21日昼、首相官邸で首相と会談。経過を報告したとみられる。
一方、野党は24日の参院予算委で「外交、内政を巡る諸問題」の集中審議を行い、参院選に向けて首相の経済政策「アベノミクス」の不安定さに焦点を当てることを狙っていた。与党の不信任決議案提出により、もくろみが外れた形で「議論から逃げている」(民主党幹部)と強く反発している。
毎日新聞 6月21日(金)22時33分)

としを食うと、こういうので笑えるようになるらしい。