アベバブル崩壊

<株価急落>政権の緊張感高まる
菅義偉官房長官は23日の記者会見で、日経平均株価の急落について「わが国の景気の先行きは次第に回復に向かうことが期待されており、引き続き今後の金融市場の動向と影響を注視していきたい」と述べた。安倍内閣の高支持率の背景には、アベノミクスによる景気回復への期待があるだけに、夏の参院選に向け、政権の緊張感はにわかに高まっている。
安倍晋三首相は23日夜、東京都内の会合で演説した際、「株式市場についてはコメントしないことになっている」と述べるにとどめた。甘利明経済再生担当相は内閣府で記者団に、「日本経済は堅調に回復をしている最中で、うろたえる必要はない」と強調した。
首相は6月5日、成長戦略第3弾を発表。同14日に成長戦略の全体像を閣議決定し、参院選に臨む戦略を描く。高支持率の支えとなっている円安・株高が金融政策に頼る不安定な側面があることを踏まえ、実体経済の回復につなげる狙いだ。それだけに成長戦略の全体像が見える前の株価急落には神経質にならざるを得ない。
ただ、従来の政権は成長戦略で思うような成果を上げていない。自民党塩崎恭久政調会長代理は23日、毎日新聞の取材に対し「期待先行で来たので十分予想し得たことだが、『第三の矢』(成長戦略)がこれまでの延長線ではないということを示さなければいけない」と指摘。成長戦略に市場が失望すれば、円高・株安に逆戻りしかねないという懸念をにじませた
毎日新聞 5月23日(木)21時25分)

早かったな・・・。