将棋の世界だけじゃない

将棋電王戦、最終局もソフト勝利 プロ棋士団体戦敗北
将棋の現役プロ棋士5人と五つのコンピューターソフトが団体戦形式で戦う「第2回電王戦」の最終第5局が20日、東京・千駄ケ谷将棋会館であり、東京大学の研究者らが開発したソフト「GPS将棋」が三浦弘行八段(39)に102手で勝った。ソフト側の3勝1敗1分けとなり、人間側が団体戦で敗れた。
GPSは昨年の世界コンピュータ将棋選手権で優勝。今回は約680台のマシンをつなぎ、名人挑戦権を争うA級棋士の一人、三浦八段を相手に先攻。攻めをつなげて押し切った。
人間側は第1局で先勝したが、第2局で現役プロが公式の場で初めてソフトに敗北。第3局も逆転で敗れ、第4局はかろうじて引き分けに持ち込んだ。第4局までのプロ4人は順位戦では下位のC級1、2組に所属。トップのA級棋士との対局が注目されていた。
三浦八段は今年3月まで戦われた今期順位戦羽生善治三冠(42)に唯一の黒星をつけ、羽生三冠のA級連勝記録を21で止めた。1996年には当時の羽生七冠から棋聖を奪った。猛勉強家として知られ、終盤の読みの正確さにも定評がある。
朝日新聞デジタル 4月20日(土)18時21分)

ただのフィクションでしかなかった世界が、現実のものになるかもしれない、不吉な第一歩・・・。