がんばるな、と言いたい

就活うつ きまじめな人はなりやすい。親のプレッシャー例も
「一次面接で落とされまくっちゃって。ちゃんと自己分析もして自己PRも用意したのに。自分を否定されたような気持ちになって。最近、夜もあまり眠れなくて、いつも気分がおちてます」(メーカー志望・男性)
大学生の就職活動はまだまだ始まったばかりだが、内定が得られない学生から早くもこんな声が聞こえ始めてきた。「眠れない」「わけもなく不安で、気持ちにちっとも余裕がない」「朝がつらくて家を出る気にならない」そう感じたら、“就活うつ”の前兆かもしれない。
「就職活動がうまくいかずになるうつ病、いわゆる“就活うつ”になるケースは近年、増えてきたといわれています」
そう話すのは、東京えびすさまクリニックの精神科医山登敬之さんだ。
NPO法人POSSE」が2010年に学生約600人を対象に行った調査によると、就活経験者の7人に1人が就活うつ状態になっているという。就職活動氷河期といわれる時代。何十社受けても内定を得られない学生のケースは珍しくない。しかし、それが何度も続くと必要以上に落ち込んでしまい、うつ状態に陥り、なかには自殺してしまう深刻なケースも報告されている。そもそも、どうして就活うつになってしまうのか?
「面接をいくら受けても不採用続き、届くのはいわゆる『お祈りメール』(不採用通知メール)ばかり。そんな経験を重ねるうちに、自分が社会から必要とされていないと感じてしまうようです。それに、なにがなんでも正社員にならないと未来がない!ぐらいに思っている。そんなことあるはずないんですけど。もともときまじめな性格のうえ、人生の経験も少ないから、深刻に考えすぎてしまうのではないでしょうか」(山登さん)
そして、親との関係で、うつ病になる学生もいる。
「大学までは親の期待に応えて、エリートコースを進んできたつもりでした。でも就職活動はなかなかうまくいかなくて…。親に“どうだった?”とその日あった面接のできを聞かれるだけで、嫌だった」(2年前に就活していた24才女性)
「家を出ると、母親から“頑張ってね”って声をかけられるのが苦痛で。期待に応えなきゃいけないのがプレッシャーだった」(1年前に就活していた23才女性)
最近では、親が子供の就職活動に首を突っ込むケースも増えているが、そうした親の期待が大きな負担になってしまう学生もいるようだ。
「子供の頃から親の期待に添うように頑張ってきた人が、これ以上もう頑張れない…とばかりに、うつにはまっていく。うつ病に限らず、若い人の摂食障害やひきこもりには、このパターンがよく見られます。とくに、抑圧的、支配的な母親の呪縛から逃れられず苦しんでいる娘は多い。そういう親のもとをどうやったら逃げ出せるか、就活を機に考えてみるのも悪くないかもしれません。これから先の長い人生を考えたら、そちらのほうがよっぽど重要な問題でしょう。」(山登さん)
(NEWS ポストセブン 4月14日(日)16時6分)

会社って、そんないいものじゃないからね。
そんなもんごときで悩んだら損です。
僕も就職で3年浪人したときは、親類はおろか友人にまでボロクソに言われましたけど、結局とやかく言われたことに一切耳を貸さない自分が勝ったわけだから。