風しん

妊娠中の風疹感染 赤ちゃんに障害6例報告
妊娠初期の女性が風疹になり、心臓や目などに障害がある赤ちゃんが生まれたケースが、去年の秋からこれまでに全国で6例、報告されていることが分かりました。
風疹は発熱や発疹、リンパ節が腫れるなどの症状が出る感染症で、妊娠初期の女性が感染すると、生まれてくる赤ちゃんが心臓や耳、目などに障害が出る「先天性風疹症候群」になるおそれがあります。
国立感染症研究所によりますと、去年10月から今月にかけて大阪、兵庫、香川、埼玉で生まれた合わせて6人の赤ちゃんが「先天性風疹症候群」と診断されたということです。
風疹は去年の春以降、関西や関東を中心に大流行し、去年1年間の患者数は2353人と、過去5年間で最も多くなりました。
ことしに入ってからも流行は収まらず、今月13日までの1週間に新たに風疹と診断された患者は59人で、都道府県別では東京が26人と最も多く、埼玉が9人、神奈川が7人などとなっています。
患者の8割近くは男性で、その多くが子どものころ予防接種の対象外だった20代から40代です。
国立感染症研究所の多屋馨子室長は「風疹は通常、春先から夏にかけて流行するので、ことしはこれから先、さらに感染が拡大する可能性がある。妊娠を希望する女性と周りの男性は風疹の予防接種を受けてほしい」と話しています。
NHK NEWSWEB 1月29日(火)4時9分)

かなり影響が出るんですね。