先駆者か、酔狂か

花巻東・大谷、メジャー挑戦表明「高校入学のころからの夢」 高校野球
進路が注目された岩手・花巻東高の最高球速160キロ右腕、大谷翔平投手(18)が21日、米大リーグへの挑戦を正式表明した。日本のドラフトで上位指名が確実な高校生が渡米を希望したのは初めて。25日のドラフト会議で1位指名を予定した各球団は戦略の見直しを迫られることになった。
同日夕、花巻東の校舎外に設けられた臨時会見場へ大谷は笑みを浮かべながら現れた。「最終的にアメリカでプレーさせていただくことを決めました」。すっきりした表情で進路を明らかにした。
「メジャーは(高校へ)入学したときからの夢」「各国から集まるすごい選手に負けたくない気持ちがある」。大リーグへのあこがれの思いが次々と口をついて出た。
「早い段階であっち(米国)へ行きたかった」と日本のプロを経由しない理由について、選手としてのピーク時に本場でプレーするためと説明。25日のドラフトで指名された場合についても「どうなってもアメリカへ行きたい気持ちのほうが強い」と入団の可能性を否定した。
同席した父、徹さん(50)は「言葉や文化の違いに不安はあるが、最後は本人の意思なので賛成した」と語った。
花巻東の佐々木洋監督(37)によれば、大リーグからは本人と面談したドジャースなど3球団以外に5球団から接触があり、代理人を立てた交渉を進め、入団先を絞り込む。
大谷は2年夏と3年春に甲子園出場。高校通算56本塁打と打者としての評価も高い。
産経新聞 - 10月21日(日)19時53分)

日本各球団はどう思って聞いたことでしょう。