増えても

大西洋クロマグロ、増加に転換=保存国際委が報告書
地中海を含む東大西洋で、産卵能力を持つクロマグロ(本マグロ)の親魚が増加に転じたことが15日、漁業管理を担う「大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)」科学委員会がまとめた報告書で分かった。1990年代後半に地中海での乱獲による資源量減少の懸念が強まって以来、増加傾向への転換がはっきりしたのは初めて。
日本は世界のクロマグロの7〜8割を消費しており、これまで資源枯渇の元凶として欧米から批判されてきた。資源量の増加が定着すれば、風当たりは弱まりそうだ。
科学委は今月1〜5日にスペインで開かれ、2年ぶりの資源評価が行われた。報告書によれば、親魚の資源量は1970年代の30万トンから2000年代半ばには15万トンと減少傾向が続いた。しかし、ICCATが08年以降実施した漁獲制限が奏功、直近の数年間で「明確な増加」が確認された。ただ、不確実性が残るため増加幅ははっきりしないという。 
時事通信社 - 10月15日(月)17時5分)

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