鉄格子をこじ開けろ!

本田“CSKAの壁”17年まで契約延長オファー
ロシアリーグ・CSKAモスクワが、所属する日本代表MF本田圭佑(26)に対して、2017年夏までの契約延長をオファーし、移籍金ゼロでの流出を阻止する考えであることが12日、分かった。イングランドプレミアリーグアーセナルリバプールセリエAラツィオが今冬の獲得に乗り出しているが、熱望するビッグクラブ移籍へ金狼が厳しい状況に立たされている。
花の都パリに、MF本田へ熱い視線を注ぐビッグクラブのスカウト陣が集結した。しかし、すべての思惑を無効にする“壁”が明らかになった。
「本田は優れたプレーヤー。われわれは間違いなく、契約延長について近く話し合いを持つ」
CSKAのギネル会長が地元メディアに明言。関係者によると、2013年12月までの現契約を3年半延長する、17年夏までの契約更新をオファーするというのだ。
ビッグクラブ移籍を熱望する本田にとって最大のハードルが、契約に盛り込まれる1500万ユーロ(約15億円)と高額な移籍金。「この額に満たない場合は交渉にも応じない」(代理人関係者)という、かたくなな姿勢を貫く。今年1月に獲得オファーを出したセリエAラツィオも、移籍金1300万ユーロ(約13億円)を提示したが破談となった。
ならば、契約期間をまっとうし“ゼロ円移籍”といきたいところだが、CSKAは契約延長で阻止する構え。本田をクラブが高く評価するからこその行動だが、延長に応じなければブラジルW杯直前の大事な時期に“干される”可能性も。移籍志願を一因に構想外になっているウォルフスブルクMF長谷部誠の例からも、予断を許さない。
一方でラツィオをはじめ、イングランドプレミアリーグリバプールアーセナルは、ロシアリーグで得点ランク6位の5ゴールを決めるなど好調な司令塔への強い興味を継続。12日のフランス戦にもスカウト、代理人を派遣し、変わらぬ熱視線を注ぐ。
何より夢実現への最短の道は満額の移籍金、15億円の価値を示すこと。16日のブラジル戦(ポーランドウロツワフ)では、右ふくらはぎ打撲からの完全復活を期待したいところだ。
サンケイスポーツ - 10月13日(土)7時51分)

契約延長に応じる気は、干される可能性があっても1ミクロンもないでしょうね。