進展がない間に

<シャープ>米インテル資本提携交渉 300億円出資要請
シャープが、半導体世界最大手の米インテル資本提携に向けて交渉を進めていることが20日、分かった。インテルがシャープに300億円超を出資する方向で協議しており、早ければ10月中にも合意したい考えだ。インテルはシャープの中小型液晶パネルの技術を高く評価しており、自社製半導体を使ったスマートフォン(多機能携帯電話)などの協業相手として有望視。経営再建中のシャープにとっては新たな出資先とパネル供給先を確保できるメリットがある。
シャープは、液晶パネルの価格下落や液晶テレビの需要低迷などの影響で業績が急速に悪化。12年3月期連結決算で同社として過去最大の3760億円の最終(当期)赤字を計上。13年3月期についても2500億円の赤字となる見通しだ。このため今年3月、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業と資本・業務提携を進めると発表した。
鴻海がシャープ株を1株550円で買い取り、9.9%分(669億円)を出資する予定だったが、シャープ株の急落などで交渉が難航。新たな出資先を模索することにし、シャープ首脳が頻繁に渡米し、交渉を続けてきた。インテルとの資本提携が実現すれば、シャープの筆頭株主に躍り出る可能性がある。ただ、シャープは鴻海との提携交渉も継続する方針で、インテルとの提携実現には曲折もありそうだ。
インテル半導体生産で世界1位だが、世界的に市場が拡大しているスマートフォンタブレット端末向けの半導体では韓国サムスンや米クアルコムに大きく水をあけられている。一方、シャープは最新鋭の中小型液晶パネルやスマートフォンなどの分野で高い技術を持っており、インテルは超薄型パソコン「ウルトラブック」などへの活用を見込んでいるとみられる。
シャープ広報室は毎日新聞の取材に対し、インテルとの資本提携交渉について「知らない」と話している。
毎日新聞 - 9月21日(金)2時30分)

決まったら、相当いい話のような気がしますね。
中国企業にたたかれるよりは、ずっと。