最強バルサの終焉

レアルがバルセロナ下し今季初タイトル獲得!!4季ぶりスペインスーパー杯制覇
スペインスーパーカップの第2戦が29日に行われた。レアル・マドリーはホームでバルセロナに2−1で競り勝ち、2戦合計4−4とすると、アウェーゴールの差で上回り、4シーズンぶり9度目のスペインスーパーカップ制覇。バルセロナの連覇を3で止めるとともに、2012-13シーズン最初のタイトルを獲得した。
敵地での第1戦に2−3で敗れたものの、アウェーゴール2点を奪い、本拠地サンチャゴ・ベルナベウに戻ってきたレアル。前半11分、DFペペからのロングフィードに対しバルセロナDFマスチェラーノが処理を誤り、ボールが後方に流れると、FWイグアインがゴール前に抜け出す。GKとの1対1から冷静に右足でゴールに流し込んだ。
さらに前半18分、MFケディラからの縦パスをFWクリスティアーノ・ロナウドが右足ヒールキックでトラップ。ボールは前方に大きく流れたが、これがうまくDFジェラール・ピケをかわす形となり、一気にPA内に進入すると、右足を振り抜いた強烈なシュートがGKバルデスの体を弾いてゴールネットを揺らした。
連続ゴールで2−0とリードを広げたレアルは2戦合計スコアでも3−2と逆転。すると前半28分、バルセロナはDFアドリアーノが後方からC・ロナウドを倒してしまい、一発退場となった。数的優位に立ったレアルに対し、バルセロナは10人でもボールポゼッションを高め、反撃を仕掛ける。前半45分にはFWメッシが左足で直接FKを叩き込み、1点を返した。
2−1と1点差に追い上げられたレアルだが、それでもアウェーゴールの差でリード。このまま終わればレアルの勝利、バルセロナが同点に追い付けば2戦合計5−4で再リードを奪うことになる。1点をめぐる攻防は後半も激しさを増し、10人とは思えないポゼッションで押し込むバルセロナに対し、カウンターからダメ押しゴールを狙うレアルという構図がハッキリした。
バルセロナは後半30分からMFアレクサンドル・ソング、レアルは同38分からMFルカ・モドリッチを投入し、互いに新戦力をピッチに送り込む。粘り強くバルセロナの攻撃を跳ね返すレアルは後半35分にイグアインのシュートがポストを叩く決定機もつくったが、後半は両チームに得点は生まれず、そのまま2−1で終了。2試合合計4−4、アウェーゴールの差でレアルがバルセロナを上回った。
リーグ戦で開幕から1分1敗と出遅れるなど、今季公式戦1分2敗と白星のなかったレアルにとってはクラシコでの勝利が待望の今季公式戦初勝利。バルセロナが3連覇中だったスペインスーパーカップを制し、今季初のタイトルを獲得した。一方、今季からバルセロナを指揮し、ここまで公式戦3連勝中だったティト・ビラノバ監督にとっては初黒星。宿敵に敗れ、就任後初のタイトル獲得はならなかった。
(ゲキサカ - 8月30日(木)7時22分)

モウリーニョはすごいぞ、ってことになるんでしょうか。