エネルギー事情、再燃

冬の電力需要 相次ぎピーク記録
冬の寒さがピークを迎え電力需要が上昇している。東京電力の最大電力需要が20日に今冬の最高となったのに続き、節電要請をしている関西電力九州電力など7社も今週に入り相次いで今冬の最大電力を記録した。節電効果もあり、今のところ各社の電力供給には余裕があるが、来週は強い寒気が流入するとの予報もあり、需給は一段と逼迫(ひっぱく)する可能性がある。
東電管内では20日に電力需要が4966万キロワットを記録、今冬最大となった。この日は東京都心でも雪が降るなど厳しい冷え込みとなり、昨年8月18日に記録した昨夏の最大電力4922万キロワットを上回った。東電管内では夏場に最大電力を記録するのが普通だが、昨夏は電力使用制限令の発動で節電が進展。43年ぶりに冬の最大電力が上回った。
今週以降、今冬の最大電力を更新する電力会社が相次いでいる。ただ、節電効果もあって今のところ需給には余裕がある。関電は10%の節電を要請中だが、供給力に占める最大電力の割合を示す電力使用率が今冬は一度も90%を超えていない。5%の節電要請をしている九電も今冬の使用率は92・5%が最高だ。
もっとも、寒気が強まる来週の電力需要は一段と増える見通しだ。関電は2月2日の電力需要を今冬最大の2500万キロワットと予想。九電も2月1〜3日までの使用率が今冬最大になる可能性があるとみる。全国54基の原発のうち稼働原発は3基にすぎず、供給力に大制約があるだけに、今後の需給は予断を許さない。
産経新聞 - 1月28日(土)9時0分)

夏に節電をやりまくった結果、反動が今来てる間は否めないし、一時ほどの節電意識はもうないだろう。
原発の存在自体は賛成しかねるところはあるが、「日本は江戸時代には戻れないんだ」ってことも改めて浮き彫りになった。
いい、悪いはともかく、再稼動の決断を迫られる日はたぶん来る。
反対などできないはずだ。
電気を使っているのは我々自身だから。