ここまですべてアウェーの勝利

吉見熱投で落合竜が逆王手!和田がV打
日本シリーズ第6戦、ソフトバンク1−2中日、3勝3敗、19日、ヤフードーム)中日がソフトバンクに逆王手をかけた。先発・吉見が7回2/3を投げ1失点の力投。打線は初回に和田の適時打で2点を先制し逃げ切った。
“打てない症候群”による鬱憤を一気に晴らす一打が飛び出した。一回二死一、二塁の場面。和田のバットが火を噴いた。右中間を深々と破る2点タイムリ三塁打。中日が今シリーズ、初めて1イニングに「0」と「1」以外の数字を記した。「打ったのはフォークかな。先制のチャンスだったので、気合全開でいきました」と和田。負ければすべてが終わってしまう第6戦。これ以上、竜を勇気づけるものはない。
今シリーズ、この試合前まで、和田の打点はわずか「1」。思い起こせば、ちょうど1週間前の12日の初戦。相手先発の和田に、六回までノーヒットに抑えられていた状況で、七回に左中間スタンドへたたき込んだ。つまり、この打点しか挙げていなかったのだ。鷹に王手をかけられた原因の1つは、和田の不振だったと言ってもいい。この日の先制打も同じ左腕から。崖っぷちに立たされたチームを勢いづかせた。
マウンドには、2戦目に登板した吉見。今度こそ最終登板になるであろうエースは、初回から強打のソフトバンク打線をねじ伏せた。いきなり三者連続三振。四回には内川の適時打で1点を失ったが、連打を許したのはこの場面のみ。要所を締める投球で、8回途中まで投げ5安打1失点と好投した。最後は岩瀬−浅尾と繋ぎ、投手陣が最小リードを守った。
サンケイスポーツ - 11月19日(土)21時25分)

もつれにもつれたシリーズも今日でおしまい。
初の「ホーム1勝」でキメたいホークス。
こうなりゃグランパスより先にキメたいドラゴンズ。
より、渇いているのはどっちだ?!