円高が止まらない

<為替>円急騰、今年4回目の最高値更新 一時75円75銭
25日のニューヨーク外国為替市場では、米国の追加金融緩和観測などを背景に円相場が一時1ドル=75円75銭まで急騰し、21日に同市場の取引時間帯に付けた戦後最高値(75円78銭)を更新した。欧州債務危機問題の先行きに対する悲観的な見方が再燃したことも、投資資金が比較的安全とされる円買いに向かう要因となっている。
急激な円高は、東日本大震災からの回復途上の日本経済に打撃を及ぼすのは必至。今後はわずか数日で戦後最高値を更新するような円高進行に歯止めをかけるため、政府・日銀が円売り・ドル買い介入に乗り出すかどうかが焦点だ。
最高値の更新は今年に入って4回目。歴史的な円高が今年3月の東日本大震災以来、約7カ月も続いている。最近では欧州債務危機などの影響で、新興国から資金を引き揚げる動きが目立ち、逃避した資金が相対的に安全とされる円に流れ込んでいる。
前週末に米連邦準備制度理事会FRB)のイエレン副議長やタルーロ理事が相次いで「FRBは必要に応じてさまざまな手段を活用する用意がある」「住宅ローン担保証券MBS)の大規模な追加買い入れを選択肢にすべきだ」などと発言。米国で追加の金融緩和へ観測が広がったことも、投機筋が円買い・ドル売りを仕掛けやすい地合いを作っている。
毎日新聞 - 10月25日(火)23時49分)

震災でボコボコになっている国の通貨が安定通貨に見えるなんて、世界は狂ってる。