防衛成功

幻冬舎が非上場化を可決 臨時株主総会でMBO成立確定
経営陣による自社買収(MBO)を目指している出版社、幻冬舎は15日、東京都新宿区内のホテルで臨時株主総会などを開き、見城徹社長が代表を務めるTKホールディングスが、幻冬舎の全株式を取得しやすくするよう定款を変更するなど、ジャスダックからの上場廃止に必要な手続きに関する議案を可決した。
同社株をめぐっては昨年、英ケイマン諸島投資ファンド「イザベル・リミテッド」が大量に買い進めていたことが判明したが、これまでのところ、現物株を引き取っておらず、株の取引を仲介した立花証券(東京)が議案を否決できる3分の1を超える35・44%を持っていることが分かった。立花証券はこの日の総会を欠席し、議決権を行使しなかった。このため、同社の見城徹社長側が議案可決に必要な3分の2以上を確保。残る株も強制的に集められるためMBOの成立が確定した。
幻冬舎は「短期的な売上や利益、株価にとらわれない経営環境を創造する必要がある」などとして、MBOによる非上場化を決意。TKは昨年11月1日から12月24日まで、幻冬舎株を1株当たり22万円で買い取る株式公開買付(TOB)を実施した。ところが、イザベルがこれを上回る価格で買い集めたため、TKはTOB価格を24万8300円に引き上げて対抗していた。
産経新聞 - 2月15日(火)12時22分)

株主総会対策でもあるんだろうけど、変なファンドに狙われたくもないやね。