売却失敗

ベイスターズ売却交渉打ち切りは総合的判断=TBS
東京放送ホールディングス(TBS)<9401.T>の財津敬三社長は27日会見し、住生活グループ<5938.T>と行ってきたプロ野球球団・横浜ベイスターズの売却交渉について、ドラフト会議や球界日程、球団への影響などを総合的に判断し、TBS側から交渉を打ち切ったことを明らかにした。
交渉が折り合わなかったのは「(売却の)金額ではない」とコメントした。TBSは引き続き来期も「球団オーナーとしてベイスターズを支援・発展を図るよう具体的な施策に取り組む」と話し、売却はいったん断念する。
財津社長は、今後について「球団にとって望ましい環境作りの話があれば交渉するが、出てこないかもしれない」とも述べたうえで、交渉は来期一年をかけて続けるかとの問いに対しては「タイミングの話ではない」とし、明言しなかった。
ただ、ベイスターズには「強くなるために新しい体制作りや立て直しを図って、強くなってもらいたい」と話した。本来、水面下で行われる交渉が表面化したため、ファンや選手に迷惑をかけたと陳謝し、あらためて「あくまでも球団に望ましい環境づくりを前提に考える」と強調した。
本拠地を横浜スタジアムから移転する案などが交渉決裂の要因か、との問いに対して財津社長は「プロセスにかかることなのでコメントを差し控える」とした。
住生活と協議を再開する可能性については「時間をおいて再開というものではない」と否定した。
今後は、すでに買収に名乗りを上げたノジマ<7419.OS>など、他の買い手候補の動向が焦点となる。
ノジマは27日午後ロイターに対し、TBSに対してはすでに買収のオファーを出しており、住生活とTBSが交渉していた間もそのオファーは有効と認識していると話した。同社の総務グループ担当者は、引き続き「ノジマとしてできる範囲の中で最善を尽くす」と述べ、買収に意欲をみせた。
新たな所有者は、日本野球機構に預かり保証金や加入手数料を計30億円支払う必要があるほか、ベイスターズは年間約20億─30億円の赤字を計上しているため「買収は、赤字を吸収できる財務力のある企業でなければ難しい」(アナリスト)との指摘がある。
(ロイター 10月27日(水)16時35分)

新潟移転・球団名「新潟リクシル」・監督以下コーチ陣総入れ替えを目論んでいたに違いない住生活、横浜からの移転阻止・「ベイスターズ」の使用・尾花監督絶対留任のTBSとじゃ、そもそも接点なんか何もない・・・。