しんどいなんて言ってられない人々

極限環境下、生存への闘い=運動、作業など多岐に―チリ鉱山事故
南米チリ北部のサンホセ鉱山落盤事故で地下700メートルに閉じ込められた作業員33人は、暗闇で高温多湿、わずかな食料という極限状況下で、約4カ月後とされる救出に向けて生き残りを懸けた壮絶な闘いに挑んでいる。
33人は5日の事故以来、避難所にあった備蓄食料を少しずつ分けて食べつないできたが、10キロ近くやせた人もいるといわれる。このため、栄養補給で体重を戻すのが喫緊の課題。届けられたチョコ味やラズベリー味の流動食を6時間おきに100ミリリットルずつ口にし、数日後に腸の活動が正常化すれば、1日1500キロカロリーを目安に固形食摂取が始まる。体調差も考慮し、個別の差し入れも検討されている。
復調後は適度に体を動かすことも重要だ。作業員は約50平方メートルの避難所のほか、そこに通じる2キロ近い坑道も有効に使って生活している。ただ、空気は薄く、気温35度前後、湿度85%という息苦しい環境で、激しい動きは禁物だ。救助隊は血圧測定や採尿に必要な器具を送付。作業員のうち2人は医療技術に通じており、地上の医師団と共に健康管理には万全を期している。
現場班長ルイス・ウルスアさん(54)の統率下、結束して生き延びてきた33人は、交代で寝泊まりして不測の事態に備えている。地元報道によると、電気管理、清掃、測量を分担し、地上からの救助活動を「側面支援」。脱出するための大型穴の掘削が始まれば、新たな落盤を防ぐ補強作業などを手伝うことになりそうだ。 
時事通信社 - 8月26日14時55分)

それでも差し入れできる状況でよかったというべきなのか。
4ヵ月後、太陽の光を見たら、なんて思うんだろう。