「一眼レフ」と「ミラーレス一眼レフ」は同じものじゃない

デジタルカメラ ミラーレス好調 小型軽量で高画質
デジタル一眼レフ並みの高画質ながら、小型で軽いデジタルカメラ「ミラーレス一眼カメラ」が人気を集めている。パナソニックオリンパスに続き、6月にはソニーが本体の最も薄い部分が24.2ミリと世界最小サイズの「NEX」シリーズを発売。新たな高機能商品でニコンキヤノンの一眼レフ2強に挑もうと、各社の主導権争いが激化している。
デジタル一眼レフカメラは、「女性が運ぶには重すぎ、購入者の9割以上が男性」(オリンパス)と言われる。
「きれいな写真を撮りたいと思いながらも、コンパクトデジタルカメラに流れていた女性などの需要を掘り起こしたい」と、パナソニックが08年10月に「世界初」と銘打ったミラーレス一眼カメラを発売。09年7月にはオリンパス、今年6月にはソニーが新商品を発売した。
価格下落が激しいコンパクトカメラ市場とは違う付加価値の高い市場を作る狙いもあった。
想定価格はレンズ込みで7万円前後からで、一眼レフカメラの低価格モデルよりも高い場合もあるが、オリンパスはその後に発売した2機種も合わせて6月までの1年間に30万台以上を出荷。調査会社GfKジャパンによると、6月の家電量販店のレンズ交換式デジタルカメラの販売台数で、ソニーの「NEX−5」が1位だった。
光学機器を使った従来の一眼レフカメラは、「職人技」と言われるほど精巧な調整が必要で、フィルムカメラ時代からの実績と知名度のあるニコンキヤノンの2大メーカーが、長く市場の大半を占めていた。しかし、レンズ交換式デジタルカメラ全体の販売台数に占めるミラーレス一眼カメラの割合は、オリンパスが新商品を発売した09年7月末時点で18%、ソニーが新商品を発売した後の7月末時点で35%(調査会社BCN調べ)と順調にシェアを伸ばした。
BCNの道越一郎アナリストは「ミラーレスは一眼レフの中でも売れ筋の低価格モデルのシェアを奪いつつある。小型・高画質のニーズは高いので今後も存在感を増すのではないか」と指摘している。


【ことば】ミラーレス一眼カメラ
デジタル一眼レフカメラの基幹部品であるミラー(反射鏡)と光学式ファインダーを省いたレンズ交換式のデジタルカメラ一眼レフカメラはレンズが取り込んだ画像をミラーに反射させ、のぞき込み式の光学式ファインダーで確認する方式を採用している。ミラーレス一眼カメラはミラーなどを省くことで小型軽量化する一方一眼レフカメラに近い画像処理半導体や光感知センサーを搭載している。
毎日新聞 - 8月22日10時35分)

コンデジの延長線上として、かつ小回りが利くという意味で、NEX−5はほしいかな?と思う。
でも、撮りたいもの次第だろうね。
ちゃんとしたデジ一眼フルサイズはやっぱりほしい。