暑いと食欲が落ちるからね

流行と暑さのW効果? “食べるラー油”メニュー、各社で大ヒット
人気の“食べるラー油”を使ったメニューが、ファストフードやファミリーレストランコンビニエンスストアなどで続々と登場し人気を得ている。暑い夏はスパイシーなメニューが人気を集めるが、猛暑が続く今年はこれまでの評判も手伝って“ラー油”に支持が集まっているようだ。
ファーストキッチンが今月15日より発売している『レタスとベーコンの食べるラー油パスタ』(税込580円)は生パスタにレタスやトレビス、パプリカなどの野菜をちりばめ、最後にフライドガーリックの食感とごま油の風味が特長のオリジナルラー油をトッピングした大人向けメニュー。繁華街で展開している「街なか店舗」のみの限定商品だが、発売初日から評判を聞きつけたファンが集まって注文が殺到。わずか5日で1日の販売数を制限する事態となった。
また、モスバーガーは6月に期間限定で発売し品薄状態となった『テリー伊藤のざくざくラー油バーガー』(同390円)と『〜ざくざくラー油チーズバーガーバーガー』(同420円)を30日より再発売する。情報番組『スッキリ!!』(日本テレビ系)とのコラボで生まれた同メニューは当初予定数の100万食を大幅に上回り、最終的には18日で210万食を突破。今回は食材が確保できた100万食分限定で展開する。
ガストが展開している“食べるラー油メニュー”は海老、チキン、野菜がたっぷり乗った『食べるラー油で楽しむ野菜たっぷり冷やし麺』(同628円)と、和風ソースにラー油をかける『食べるラー油で楽しむ野菜たっぷり和風ハンバーグ』(同628円)。バーミヤンでは『酸辣湯麺(サンラータンメン)』(同628円)、『冷し麻辣麺(マーラーメン)』(同628円)にも自家製のラー油を使って販売。60ccの持ち帰り用商品『おつまみ辣油』(同208円)も販売し、こちらも「順調に売れ続けている」(すかいらーく社)という。
昨年から続く“食べるラー油”ブームは桃屋の『辛そうで辛くない少し辛いラー油』、エスビーの『ぶっかけ!おかずラー油』をはじめ、各社から発売されている商品が続々と品薄になる人気ぶりで、『ポテトチップス 石垣島ラー油味』(カルビー)や食べるラー油をイメージした『チップスターS ピリ辛ガーリック味』(ヤマザキナビスコ)など、人気はスナック類にも波及。ついには“食べるラー油”の元祖と言われる沖縄・辺銀食堂の『石垣島ラー油』の誕生秘話が映画化されるまでに至った。
この夏、“食べるラー油”はさまざまな方向から消費者を楽しませてくれそうだ。
ORICON STYLE - 07月25日10:03)

しばらくこの傾向は続くだろうな。