マイボトル持ってます?

大学生900人がマイボトル生活実験中、環境省が調査/神奈川
国民のリユース(再使用)意識向上を目指して、環境省が6月から、横浜市内の横浜市大とフェリス女学院大で、マイボトルやマイカップ利用の実証実験を行っている。両校の学生計900人に、モニターとして約1カ月間マイボトルを使ってもらい、利用拡大に向けて環境整備の効果や課題を把握するのが狙いだ。
横浜市大では、学生500人にステンレス製などの水筒を配布。金沢八景キャンパス内に設置した5機の給水機で冷水を入れるなどして、繰り返し使ってもらう。3週間後にアンケートを実施して、マイボトル普及に必要な課題などを探るとともに、昨年は同キャンパスだけで23万本に上ったペットボトルなどの飲料容器のごみが減量したかなどを調査する。
モニターはすぐに集まり、昼時には給水機の前に学生が列をなすなど、「予想以上の反応。最近の学生は環境への意識が高い」と担当する大学職員も驚く滑り出し。開始2週間で給水機5機での給水量は約750リットルで、500ミリリットルのペットボトル1500本分が使用された計算だ。
国際総合科学部2年の吉澤哲さん(19)も白い水筒に1日3回給水する。以前はペットボトルのミネラルウオーターを1日2本購入していたが、「水筒を持ち歩くと、毎日200円節約できてうれしい」。
これまでキャンパスで水筒を持ち歩く男子学生はほとんどいなかったが、実証実験後は授業でもサークルでも水筒派がちらほら。「みんなが持ち始めると自分も使いやすい。給水機さえ整備されれば、ほかの大学でも広まるのでは」と吉澤さんは感じている。
大学生協も協力し、水筒持参者にはホットコーヒーを10円引きで販売している。今後は大学周辺の商店にも水筒で持ち帰れる飲料の販売などで協力を呼び掛け、地域にリユース活動を広げていく考えだ。
フェリス女学院大でも、学生400人にステンレス製魔法瓶を配布。緑園キャンパス内2カ所に給水機を設置し、約1カ月“マイボトル生活”を体験してもらっている。
昨年“日本一エコな私大”に認定された同大学では、エコキャンパス研究会を中心に環境問題対策に取り組んでいる。同研究会顧問の佐藤輝准教授は「企業や官庁などと一緒に実験をすることで、学生にとってもさらにエコに関心を広げるきっかけになるのでは」と期待している。
実証実験は大阪大学でも実施。各校ともモニター学生へのアンケートや、期間中の自動販売機の売り上げ調査などを行い、8月以降にも実験結果をまとめる予定だ。
カナロコ - 6月28日11時30分)

リサイクルでもなくリユースでもなく、最初からその元を作らないのはいいと思う。
環境さえ整えば、こういうご時世だし、特に大学生はのってくると思うね。